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2gdanceee0ffのレビュー・評価・感想

ひぐらしのなく頃に / Higurashi When They Cry
10

ミステリーの連鎖

主人公の前原圭一(まえばら・けいいち)は、ある日、雛見沢(ひなみざわ)村と呼ばれる小さな集落へ引っ越してくるところから始まります。
圭一は楽しい仲間もでき、おだやかに楽しく暮らしていましたが、ある日、村で過去にとある事件が起こっていたことを知り、平和が崩壊していくのが見どころです。
元々は同人ゲームとして個人が作り販売していたものでしたが、ファン同士の口コミで人気に火が付き、アニメ化にもなりました。
漫画は、鬼隠し編・綿流し編・罪滅ぼし編などが複数存在します。
ミステリーの謎解きができるのは、解決編になります。
今回は鬼隠し編のレビューを書きます。圭一は、引っ越してきたばかりでしたが、雛見沢の学校ではいじめられることもなく、真の意味で良い仲間ができます。
リーダー格の園崎魅音(そのざき・みおん)、可愛いもの好きの竜宮(りゅうぐう)レナ、イタズラ好きの北条沙都子(ほうじょう・さとこ)、しっかり者の古手梨花(ふるで・りか)。
学校の彼女らは、村へ来たばかりの圭一をとても歓迎します。
主人公の圭一も、引っ越してきたばかりだからこそ、『気を遣ってくれてるんだな』と少し申し訳なく思いながらも、
優しいメンバー達との距離を考えつつ冗談を言いながら心を寄せていきます。
しかし、ある時、何気ないきっかけから平和が崩壊していきます。
漫画をぜひ読んで欲しいのですが、圭一は仲間のいう事を全て疑うように人間性が変わっていきます。
それは、可愛いもの好きのレナが、一つ嘘をついたからでした。
その嘘は、「引っ越してきたばかりの圭一君を恐がらせたくない」という思いからでした。
しかし、主人公は全て信じらなくなり、学校を体調が悪いと言って休むようになります。
漫画の鬼隠し編のラストをネタバレを言うと、バッドエンドです。
主人公の圭一は「ごめんなさいごめんなさい…」と謝りながら、自分の首を無我夢中でかきむしり失血死します。
気の良い仲間だった、リーダー格の魅音と可愛いもの好きのレナの二人は、死ぬ前の圭一の部屋にて金属バットで撲殺(ぼくさつ)されます。
残りの沙都子と梨花は生き残りますが、「なんで圭一さんが…」と泣きながら学校で先生から話を聞いたのでした。
何故たった一つ嘘を吐かれただけで、圭一はこうも不信感に苛まれ、猟奇的な人間へ変わってしまったのでしょうか。
鬼隠し編のネタバレ、ラストの話は以上になります。何故こんな人間になったのかは、解決編をぜひ見てみてください!
他の話も続けて読むとお勧めです。単行本は、ほとんど2冊ずつで完結します。もしよろしければ、手に取って読んでみてください。

リメンバー・ミー / Coco
9

私の好きなディズニー映画の一つです。

ディズニー映画の中で私が大好きな映画の1つに「リメンバー・ミー」があります。
ミュージシャンに憧れる少年・ミゲルと、ミュージシャンになることを猛反対する家族のストーリーです。
そもそも楽器自体触らせてもらえないほど音楽を嫌う家族ですが、家族が猛反対する理由もよく分かります。家族を捨て、音楽に走ったひいひいおじいちゃんの存在があるからです。
ひいひいおじいちゃんもひいひいおばあちゃんも既に他界していますが、ひいひいおばあちゃんはたくましく靴職人として成功をし、子供・孫を靴職人として育てていきました。

そんなミゲルが住むメキシコには一年に一度【死者の日】という行事があります。
この死者の日とは、亡くなった人間が今も生きている家族に会うための特別な日となります。ただし、家族に会うためには、家の祭壇に写真が飾られていないと会うことが出来ません。
ミゲルは、ひいひいおじいちゃんの顔を知りません。
なぜなら家族の中で裏切者扱いをされていたため、生きていた時の写真が破られていたのです。ですが、特徴のあるギターを持った姿から、メキシコで有名だったミュージシャンのデラクレスがひいひいおじいちゃんであることが判明しました。

死者の日をきっかけにミゲルのミュージシャンへの道が開くことになります。
ミゲルは、生きていながらも死者の国へ冒険をすることとなったのです。

ミゲルは、死者の国から今の世界に戻る為には、死者の国で自分の祖先と会い、生きている世界へ帰る許しを得ることが必須であることを知り、ひいひいおじいちゃんであるデラクレスに会うことを考えました。
ただし、デラクレスはとても有名なミュージシャンであったために、死者の国でも有名なミュージシャンであり、ミゲルにとってデラクレスに会うことはとても難しいことでした。

ですが、ヘクターという男性と出会い、デラクレスに会うことを協力してもらうことになりました。そんなヘクターも生前はミュージシャンであり、デラクレスの親友だったのです。
同時にヘクターからは、若い時に毒殺された時に残した自分の子供に会いたく、祭壇に自分の写真を置いてもらうようにミゲルに頼んだのです。
この世で生きている子孫・家族に自分のことを完全に忘れられると、死者の国からも消えてしまうのです。ヘクターにとって自分の子供は、もう高齢のおばあさんであったために、急いで写真を飾らなくてはいけません。
そんな会話から、ヘクターの子供の名前が「ココ」であり、ミゲルのひいおばあちゃんの名前も「ココ」であることから、実は、二人は家族だったことがわかりました。
ひいひいおじいちゃんだと思われていたデラクレスは、実はヘクターを殺し、ヘクターの歌とギターを盗みメキシコで有名なミュージシャンとなっていたのです。

ヘクターは仲が悪かった家族との誤解が解け、死者の国で家族が団結しデラクレスの悪事を公にし、そして無事にミゲルがこの世の世界に戻り、家の祭壇に無事にヘクターの写真が飾ることが出来ました。

音楽で家族が離れてしまいましたが、今度は音楽で家族が一つになりました。
ストーリーの展開がとても面白く、最後はほろっと涙も流れる映画となっています。