1ptkmyoko@1ptkmyoko

1ptkmyoko
1ptkmyoko
@1ptkmyoko
5 Articles
3 Reviews
0 Contributions
0 Likes
1ptkmyoko

1ptkmyokoのレビュー・評価・感想

Paradox Live / パラドックスライブ / パラライ
10

パラドックスライブについて

「パラドックスライブ」とは急上昇中のヒップホップメディアミックスプロジェクトだ。
通称「パラライ」と略され、あの大手レコード会社として有名なエイベックスからでている。
美しいイラストのキャラクターたちに魅了された私はまず、「悪漢奴等(あかんやつら)」というグループの楽曲から聞いた。
なんとあの倖田來未とコラボした一曲、『emperor-we on fire!!-』だ。
この曲はリーダーのカシラのラップから入る。
出だしはこうだ『どーせ生きるも死ぬも地獄なら笑っていこうぜ』この後も聞いているものを煽るような歌詞が続く。
この一節聴いただけではただのラップの平凡な煽り文句だが、彼の境遇を知った後では息を飲むほど心揺さぶられる一言だ。
彼については一言では言い表せないが、家族を持つものならばそのほとんどが共感したり切ない気持ちになったりするだろう。
「悪漢奴等」はただのヒップホップグループではない。翠石組と呼ばれるギャングの一家だ。
もし彼らがある事件を経験しなければこのグループは存在しなかった。
この曲以外にも、家族を題材にした歌詞の多いこのグループは未だ謎が多い部分もあるがそれ以上に絆や繋がりについても考えさせられる。
ヒップホップに興味がなくとも引き込まれる世界観に是非一度触れてみてほしい。

あなただけ今晩は
7

古いけど新しいラブストーリー

とってもチャーミングな作品。
ひょんなことから“かわいい”娼婦イルマ(シャーリー・マクレーン)のヒモになってしまったネスター(ジャック・レモン)。愛する女を他の男が抱くなんて許せん!と、自分が金持ち爺さんに変装して彼女の上客になる…な~んて、こんなハチャメチャなストーリーがあり得るかと呆れるが、これがビリー・ワイルダーの手にかかると、ぶっ飛びのナンセンス・コメディもちょっと切ないラブストーリーとして見事に成立してしまう。
冒頭、パリの裏町レ・アルの市場を詳細に見せるシークエンスが、実は物語の単なる背景ではなかったり、窓にぶらさがるストッキングもネスターが持ち帰る警察の制服も後半の重要な伏線になっているなど、けっこう芸が細かい。あらぬ方向へと暴走しまくるストーリーに比して演出が緻密に組み立てられているので、内容に整合性がなくても映画としては上手くまとまっているなぁと思わせられる。実に良く出来たフィクションだなぁと感心してしまった。
なにしろ、レモン扮するネスターという男の、一途な想いと虚勢の張り方がなんとも胸に迫る。もっと素直になればいいものを無理に無理を重ねて、虚構と現実の狭間で身動きが取れなくなる、この男の姿がとても愛おしくて私は泣いてしまった。ジャック・レモンって、ホント「やせ我慢」の美学が似合う。顔で笑って心で泣いて。カッコいいってこういう事。

ドニー・ダーコ / Donnie Darko
7

よくわからないけど、魅力的

よくわからない映画です。でも、一つ一つの場面がなんか魅力的で、ハマっちゃう人がいるのがわかる映画でした。ドニーはすごくいい子で、いじめられてる太ってる子にも変に優しすぎるってこともなくそれでもかばえる人だし、先生とかにも好かれたりしていて、なんか魅力的な少年だなって思います。あと、自己啓発セミナー野郎をやっつけるところとかすごくスカっとしました。あのときの自己啓発野郎の顔がたまりません。
また、音楽も妙な音楽で聴いていてわさわさします。MADworldはアレンジが入ってるのかな?なんかすごくゆっくりで奇妙な感じに聞こえました。うさぎがなんなのか、なんでドニーが未来を知らされたのかとか、そういうところも説明はあまりなく、なんなのかわかりません。でも、自分を犠牲にして女の子を救おうってのがいかにも思春期の好きな子が世界の中心の男の子らしいし、その後の展開も切なくてよかったです。
ジェイク・ギレンホール見たさで見た映画ですが、彼がすごく若いころの作品で、といっても映画の設定よりは年上だったとは思うけど、ちゃんと高校生っぽくて、すごく若くてかっこよかったです。変にかっこよすぎず、洗練されすぎておらず、クラスカーストの上っぽくないところがこの役に合っていたと思います。