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0nsaki14のレビュー・評価・感想

スプリガン / SPRIGGAN
8

スプリガンは都市伝説の元祖的マンガ?

スプリガンは何より設定が巧みなんです。狼男にドラキュラ、魔女や仙人、こういった人外キャラが一つの物語に登場するマンガは多いと思います。しかしそれらはどれもご都合主義的な設定ばかりで、どうもアニメアニメしていると思いませんか?スプリガンの素晴らしいところは、こういった人外キャラが物語に登場する理由や設定がかなり作り込まれていてとてもリアルなんです。だからこそ物語に対する不自然なアニメ感は消え、自然と物語の中へと引き込まれていく仕組みになっているのです。
人類に脅威を及ぼす可能性のある遺跡を封印する組織。ランク分けされたエージェントの中で最も腕の立つS級エージェントである主人公、御神苗優は、生い立ちこそ同情すべき少年兵という設定ではあるものの、それ以外はいたって普通の高校生。しかし彼を取り巻く他のエージェントたちは違います。
一人ひとりのエピソードに留まらず、背景である世界の遺跡にまつわるエピソードなどを各回に渡って上手く一つの物語にまとめるプロットは、この漫画が普通の不思議系マンガではないことを表しています。
そして何より、ルパン三世の不二子的存在である、染井芳乃という女子高生。実は彼女は遺跡荒しのトレジャーハンター。主人公とヒロインといった単純な関係性で描かれていないのがこれまた憎い演出ですよね。

トリコ(漫画)
8

食という最大の幸福

今回、僕が紹介する漫画は『トリコ』です。何故『トリコ』を紹介するかと言うと、僕は『トリコ』の世界観が大好きだからです。『トリコ』は一言で言えば、グルメです。食がテーマとなっております。現実では有り得ないようなバナナや野菜、最強な獣、男が好きな巨大な生物がいたり。この世界観が僕にピッタリで、毎日『トリコ』を読んでいました。

作者の島袋光年さんは1996年デビューにしており、1997年から『少年ジャンプ』に『世紀末リーダー伝たけし!』の連載を開始しました。
小・中学生に人気を博すも2002年8月7日、児童買春・児童ポルノ処罰法違反(児童買春)の疑いで逮捕され、連載終了となりました。2004年から活動を再開し、2008年5月から『週刊少年ジャンプ』で『トリコ』の連載を開始しました。2016年まで連載されており、アニメ化もしました。

グルメが舞台となっている世界で、主人公トリコは自分の人生のフルコースの完成を夢見る美食屋です。美食屋とは自分で獲物を狩り、狩った獲物を売り捌いて生活している人の事を言います。トリコは強靭な強さで、化け物を倒していきます。
そんなトリコと、小さくて見た目が地味な料理人小松。この小松とトリコがペアとなり、フルコースを求めて世界中を旅していくのです。

『トリコ』を読んで良かった点は食事を楽しむことを知れたことです。みんなでテーブル囲んで食事をする事が、いかに大事で幸せかを教えてくれます。読んでるだけで食欲が湧きます。
バトル漫画であり、戦闘シーンも注目すべき点です。必殺技がユニークで、戦闘も楽しめると思います。
最後にこの漫画は男の人も女の人も楽しめる内容となっており、何より食べるのが好きな人は絶対読むべき漫画です。是非読んでみてください。

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
8

パニックムービーの最高峰

シリーズをご覧になった方なら、どのような雰囲気の映画か想像はつくと思いますが、王道のパニックムービーで期待を裏切られません。スリル満点で、最後まで目が離せません。勿論、途中のトイレ退席はもったいないです。ヒューマンドラマや恋愛話の要素は少ないです。全体的に、恐竜と人や、恐竜と恐竜の対峙に重きを置いています。カメラアングルも、同シリーズならではの、恐竜からの視点に加え、現場を間近で横から見ているようなシーンもあり、手に汗握るシーン満載です。また、ファンにうれしい限りで歴代シリーズの出演者も登場します。恐竜の大きさ、しぐさ、行動、眼光の鋭さ、目の動き、息遣いなど、監督のこだわりが見えます。ただ、巨匠スピルバーグ監督が基準となっていると思うので、歴代シリーズを意識した演出が多いと感じました。迫力ある恐竜好きな方には、たまらないですね。出演している恐竜の種類は、歴代シリーズに比べると少ないように思えました。とはいえ、今までにないスケールの話になっており、基本的に、初めから人と恐竜が共存する世界の話がベースになっているので、違和感なく自分もその世界に入り込んで、受け入れてしまい、恐竜に感情移入してしまいました。家族でご覧になるよりも、趣味嗜好の合う友人やデートにおすすめです。人が殺されるシーンもグロテスクな映像演出はされていません。