ジュラシック・ワールド/新たなる支配者

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(じゅらしっく・わーるど/あらたなるしはいしゃ)とは、『ジュラシック・ワールドシリーズ』の第3作目で、『ジュラシック・パークシリーズ』の6作目。2022年に公開され、『ジュラシック・パーク』のシリーズで完結作品となっている。この完結作品では、『ジュラシック・パークシリーズ』の主人公だったアランとエリー、イアンが登場し、過去シリーズの主人公たちが集結するまさに完結作品としてふさわしい映画になっている。
恐竜がアメリカ本土にやってきて、恐竜の人間が共存して生き始めて四年の月日が経過した現代が舞台。クローンであるメイジーを狙うバイオシン社が、世界を自分たちのものにしようと計画し、メイジーを誘拐。オーウェンとクレアは、仲間を通してバイオシン社の運営している恐竜保護施設に乗り込む。また、別件でバイオシン社の計画に気づいたアランとエリー、イアンも恐竜保護施設にいた。バイオシン社の計画を止めるべく、これまでの主人公たちが出会い、協力する姿は『ジュラシックシリーズ』のファンにはたまらない作品になっている。

0nsaki14のレビュー・評価・感想

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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
8

パニックムービーの最高峰

シリーズをご覧になった方なら、どのような雰囲気の映画か想像はつくと思いますが、王道のパニックムービーで期待を裏切られません。スリル満点で、最後まで目が離せません。勿論、途中のトイレ退席はもったいないです。ヒューマンドラマや恋愛話の要素は少ないです。全体的に、恐竜と人や、恐竜と恐竜の対峙に重きを置いています。カメラアングルも、同シリーズならではの、恐竜からの視点に加え、現場を間近で横から見ているようなシーンもあり、手に汗握るシーン満載です。また、ファンにうれしい限りで歴代シリーズの出演者も登場します。恐竜の大きさ、しぐさ、行動、眼光の鋭さ、目の動き、息遣いなど、監督のこだわりが見えます。ただ、巨匠スピルバーグ監督が基準となっていると思うので、歴代シリーズを意識した演出が多いと感じました。迫力ある恐竜好きな方には、たまらないですね。出演している恐竜の種類は、歴代シリーズに比べると少ないように思えました。とはいえ、今までにないスケールの話になっており、基本的に、初めから人と恐竜が共存する世界の話がベースになっているので、違和感なく自分もその世界に入り込んで、受け入れてしまい、恐竜に感情移入してしまいました。家族でご覧になるよりも、趣味嗜好の合う友人やデートにおすすめです。人が殺されるシーンもグロテスクな映像演出はされていません。