パニックムービーの最高峰
シリーズをご覧になった方なら、どのような雰囲気の映画か想像はつくと思いますが、王道のパニックムービーで期待を裏切られません。スリル満点で、最後まで目が離せません。勿論、途中のトイレ退席はもったいないです。ヒューマンドラマや恋愛話の要素は少ないです。全体的に、恐竜と人や、恐竜と恐竜の対峙に重きを置いています。カメラアングルも、同シリーズならではの、恐竜からの視点に加え、現場を間近で横から見ているようなシーンもあり、手に汗握るシーン満載です。また、ファンにうれしい限りで歴代シリーズの出演者も登場します。恐竜の大きさ、しぐさ、行動、眼光の鋭さ、目の動き、息遣いなど、監督のこだわりが見えます。ただ、巨匠スピルバーグ監督が基準となっていると思うので、歴代シリーズを意識した演出が多いと感じました。迫力ある恐竜好きな方には、たまらないですね。出演している恐竜の種類は、歴代シリーズに比べると少ないように思えました。とはいえ、今までにないスケールの話になっており、基本的に、初めから人と恐竜が共存する世界の話がベースになっているので、違和感なく自分もその世界に入り込んで、受け入れてしまい、恐竜に感情移入してしまいました。家族でご覧になるよりも、趣味嗜好の合う友人やデートにおすすめです。人が殺されるシーンもグロテスクな映像演出はされていません。