スター☆トゥインクルプリキュア

スター☆トゥインクルプリキュア

『スター☆トゥインクルプリキュア』とは、東映アニメーション制作のテレビアニメシリーズ「プリキュアシリーズ」の一作品である。
この作品は、宇宙と星座をテーマにした物語で、地球から飛び出して宇宙を冒険するプリキュアたちの活躍が描かれている。
物語は星座と宇宙が大好きな中学2年生の主人公、星奈ひかるを中心に展開される。主人公を星奈ひかるを演じるのは、元でんぱ組.incのメンバーである成瀬瑛美である。成瀬は本作品が声優初挑戦であった。キャッチコピーは「宇宙に描こう! ワタシだけのイマジネーション!」。略称は『スタプリ』。
変身ダンスや80年代アイドルを意識した楽曲が特徴的である。エンディング曲の『パペピプ☆ロマンチック』はピンクレディーの『UFO』みたいだと話題になった。物語では、勇気や絆、成長のテーマが描かれ、子供たちにとっての夢や想像力を刺激する内容となっている。多様性もテーマとなっており、宇宙人のキャラクターが多く登場し、自然と多様性を感じられる作風となっている。

スター☆トゥインクルプリキュアのレビュー・評価・感想

スター☆トゥインクルプリキュア
7

宇宙が舞台のスケールの大きなシリーズ第16作

2019年2月から2020年1月にかけて放送された「プリキュア」シリーズ第16作で、12星座の力を集めながら宇宙を旅するプリキュアと全宇宙制服を企むノットレイダーとの戦いを描いた物語です。
本作はタイトル通り星座や星関連モチーフのプリキュアになりますが、最大の特徴としてはメンバーの内2人が宇宙人で、プリキュアが宇宙の様々な星を旅するというスケールの大きな話であること。初の宇宙人プリキュアというのも驚きでしたが、ある意味これまでの異世界人プリキュアも広い意味では宇宙人と言えなくもないので、その延長ともとれたかも。ゲストキャラの多くも宇宙人で、シリーズお馴染みの学園要素はやや少なめな辺りは賛否はあると思いますが、スタッフ的に近い『まほプリ』の異世界との行き来を更にスケールアップしたとも感じました。また、前作『Hugプリ』で触れられた(と言ってもかなり無理やり感ありましたが)多様性云々も本作は(敵のノットレイダーの実態が特に象徴されていましたが)後半に行くにつれて深刻になっていく印象がありつつ、明るい作風に乗せて説教臭くない範囲で描かれたのも観やすい印象でした。
シリーズとしては異色作に入るものの、1話ごとの見ごたえや終盤の盛り上がりやある意味衝撃の最終回など個人的にはシリーズの中でもお気に入りの作品になりました。

スター☆トゥインクルプリキュア
5

新しい感覚のプリキュアが登場

星名ひかりは、星の観察が好きで、見つけた星座をノートにメモしていました。
星と星をつないでみると、不思議な動物に見えましたが、その動物が飛び出してきて、宇宙に吸い込まれそうになりました。
朝起きてみると、夢かと思いましたが、その動物が部屋にいたので夢ではなかったんだと、ひかりは嬉しくなります。
星座が好きな女の子という設定は、星座の観察が若い世代中心に流行っているので、そこ方来ているのかなと思いました。小学校高学年の頃、星座の観察をやった時、星はどこか不思議な感じがして興味深かったことがあるので、この作品は年齢関係なく見ることができるのかなと思いました。
星を題材にしたところは、どこかセーラームーンを思わせる感じがしました。不思議なノートが登場するのは、カードキャプターさくら、不思議な光を見た女の子がいるところは、レイアースの要素が入っている気がして、懐かしくなりました。
その動物をフワと名付けた主人公は、フワを守るために戦おうとします。
フワを守ろうとするひかりや、プルンスという突っ込みが激しい動物は、前作のハグっとプリキュアの主人公とハグたん、ハリーという動物と似ていると思いました。
プルンスと一緒にいた女の子は、通訳がないと話せなかったのに、不思議な力でひかりと会話できるようになったところがよかったです。
敵キャラが面白い名前なのも、前作と同様、笑ってしまいました。
変身シーンが歌いながら踊れるという設定も、新しい感じがしました。