旅猫リポート

旅猫リポートのレビュー・評価・感想

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旅猫リポート
7

主人公がかわいそう過ぎ。

猫もしゃべるっていうか、猫の声が観客には聞こえるっていう設定なのですが、猫の声がとても可愛かったです。そして、そこまでファンタジーファンタジーしてなくて、猫ならこんなこと思ってそうだなってことを喋ってました。私は犬は飼ったことあるのですが、猫はないです。でも、猫もかわいいなと思いました。
里親を探すため、猫と旅をする主人公。猫のおかげでいろんな人に会えて、わだかまりを解消したりしていました。人は1人で何か始めるのは難しいけど、一緒にいてくれる猫がいれば踏み出せたりするんだなと思いました。猫に話すことで、自分の心の中を整理できたのでしょう。悟は子供の頃から猫が好きで、今でもすごく可愛がってて、いい人だなと思います。なのに、彼が不幸な目に遭う…、人生ってほんと不公平だと思います。
悟役は福士蒼汰さんがしていて、笑顔が優しいので、彼の運命が余計悲しかったです。悟を引き取る叔母は竹内結子さんが演じていました。当時もまだまだ若いですが、子供の保護者を演じるくらいの年齢になったんだなと感慨深く思いました。かわいい猫たちの姿も拝めるし、猫好きにはたまらない映画なのではないでしょうか。でも、お話的には思ったより悲しい話なので要注意です。

旅猫リポート
10

涙涙でほっこりできる優しい映画です。

「もう、この2時間で5回は泣いた!!」
映画を見終わった妹の第一声です。
かく言う私も、原作ファンで話は知っているはずなのに、涙が止まりませんでした。

この映画は有川浩さん作の同名小説、「旅猫リポート」が原作です。
心優しいけれどどこか影のある青年「悟」と、その飼い猫「ナナ」。2人(1人と1匹)が新しい飼い主を探す旅とともに、物語は進んでいきます。

映画の前半では、悟が飼い主候補に選んだ昔の知り合いをたずねていき、回想シーンがメインです。ここで登場するのは、「ナナ」…ではなく、昔の飼い猫「ハチ」です。
小学生のときの出会いと、高校生のときの別れ。悟の人生に大きな影響を与えた出来事が語られますが、この段階から感動の涙の連続でした。

そして、後半に、いよいよ飼えなくなった事情、悟が抱えていた秘密が明らかになります。
こちらは映画を見てのお楽しみとなりますが…前半以上にとにかく涙涙涙、ということだけはお伝えしておきます!!

さて、忘れてはならない、この映画のもう一つの魅力。それはもちろん、トムくん演じるナナのかわいさでしょう!
つぶらな瞳に、ふわふわの毛並み、ツートンカラーのでこっぱち、愛らしいしぐさに、なんとも言えないツンデレ(?)な表情…どれをとっても、かわいくてかわいくて癒し効果抜群です。声を演じるのは高畑充希さん。やわらかい声が、魅力をいっそう引き立てています。

ネコ好きさん必見、そうでない方も必見の、泣きながらほっこりできるとっても優しい映画です。

旅猫リポート
9

猫好きにたまらない感動のストーリー

悟と悟が飼っている猫のナナの絆が見れる感動のストーリーが見どころです。
悟とナナがどれだけお互いを思い合っているのか、二人の幸せを願っている一匹のネコと飼い主の姿にとても感動しました。悟が大好きなナナを手放そうと決めたきっかけは何だったのか、その理由を知るとき、涙が溢れます。
新しい飼い主を探して、ナナに幸せになってもらおうと考える悟ですが、ナナは何があっても悟の飼い猫であることを望み、ナナが悟の元から離れようとしなかった姿に感動しました。病院に入院することになった悟に対して、ナナは野良猫になってまで悟に会いに行こうとした姿にとても感動しました。ナナと悟が最後まで一緒に居ることができたシーンはとても涙が溢れる感動のシーンでした。猫が大好きな人に見て欲しい映画になっています。可愛い猫がたくさん出てくるのが魅力的なところなので、猫好きにおすすめの映画です。猫を飼っていない人にももちろんおすすめで、この映画を見るとすごく猫を欲しくなってしまうところが魅力的でした。こんなにもお互いを思っている悟とナナの姿を見て、人間と動物のあるべき姿を学ぶことができました。最後まで悟の飼い猫でいることを望んだナナだからこそずっと一緒に居ることができたのが素敵でした。

旅猫リポート
10

久々に映画館で声だして泣いてしまいました

有川浩の小説「旅猫リポート」が映画化されると聞いて原作を読んで、とても気に入っていたので、その世界観がどう映像化されたのか楽しみでもあり、作品のもつ優しい世界が、壊されていなければいいなーとの心配もあり...で観に行ってきました。
結論から言えば、ただただ大号泣。そして悲しい結末でありながら、心が温かくなりました。
有川浩さんご本人が、一生で一本しか書けない物語と言うだけあって、心に訴えかける力はものすごいです。

福士蒼汰さんが本当に原作の悟そのままで、猫ちゃんも可愛すぎました。
ある事情から、飼い続けることのできなくなった愛猫を引き取ってくれる人を探すため、親友や恋人を訪ねながら、これまでの人生を振り返る物語。これだけ読むと、大切な家族である愛猫を手放すなんて、ひどい!と猫好きな私は反感から物語に入ったわけですが、静かに穏やかに自分の人生を受け入れる悟にめちゃくちゃ共感し、大切な猫のナナを思う気持ちに涙が止まりませんでした。そして、しゃべる猫のナナがツンデレで、悟の事が大好きなのが伝わってきて。最後まで悟の猫でいるって覚悟にまたまた大号泣でした。家族の絆、感じました。悟はひどい飼い主なんかじゃなかった。ナナを最高に愛していた。本当に良い映画です。
見終わった後はすぐに帰って我が家の猫を抱きしめたくなりました。
久々に映画館で声だして泣いてしまいました(笑)