ニューイヤーズ・イブ

ニューイヤーズ・イブ

『ニューイヤーズ・イブ(原題:New Year's Eve)』とは、2011年にアメリカで公開された映画である。監督は2010年公開の映画『バレンタインデー』で知られるゲイリー・マーシャルで、制作陣も『バレンタインデー』のスタッフが引き継がれた。大晦日のニューヨークを舞台に、信念を迎えるさまざまな人々を描いたロマンティックコメディー作品。

ニューイヤーズ・イブのレビュー・評価・感想

ニューイヤーズ・イブ
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最後の日の神様からの贈り物

大晦日。新年を迎える前日。
ニューヨークのタイムズスクエアにはいろんな思いを抱えた人々が集まってくる。
レインドロップを成功させたい人、クリスマスパーティーの料理を作る人、ゴスペル歌手を目指す人などさまざま。
でもその裏には、家族との確執で会いたいけど会えない人や年末を前に仕事を切られてしまった人、去年の年末に素敵な女性と出会い今年も大晦日に会おうと約束していながら会うかどうか迷っていいる男性、ある事情から別れてしまった恋人同士が再開したり…。
素直になれればいいのに、心のどこかに引っかかっていて、それが邪魔をしてすれ違う。
ただ、大晦日はそんな思いを1年に1度だけ許される日なのかもしれない。
素直に気持ちを伝えれば許される日なのかもしれない。
相手への不満や不安な気持ちをぶつければ、言葉になって帰ってくる。
誤れば許してもらえることもあるかもしれない。
心が通い合えば、誤解していたこともわかるかもしれない。
映画だからドラマだから、ハッピーエンドになるんだと思うかもしれないけど、大晦日の夜に少しだけ振り返ってみるのもいいかもと思えるような作品。
大掃除やおせちの用意が済んだ夜に映画を観て、振り返ってみるのはいかがでしょうか?
そんな思いになる映画です。

ニューイヤーズ・イブ
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NYの大晦日、感動と奇跡

2010年のバレンタインデーの作品の監督も務めたゲイリーマーシャルのアンサンブル・キャストと呼ばれる表現技法を用いた感動的な作品。
ニューヨークの大晦日で起こる感動と奇跡のストーリーが素敵でした。ニューヨークの大晦日がすごく美しく、綺麗でした。人生で一度は大晦日のニューヨークを味わいたいと思いました。ニューヨークという大舞台で18人の壮大なストーリーを描いたゲイリーマーシャル監督は凄いです。

特に好きなストーリーはポールとイングリットの願いを叶えるストーリーでした。ポールがイングリットの無茶な願いも知恵を絞り出して、完璧ではないけど、しっかりと願いを叶えるシーンが印象的でした。願いが叶うごとに見せるイングリットの笑顔もお茶目ですごく可愛かったです。この人とこの人が結びつくの?!と驚くシーンも。新年のカウントダウンに向けて起こる感動と奇跡は見応えがたっぷりでした。エンドロールではNGシーンもあって、ロバートデニーロのお茶目なシーンも印象的でした。また、エンディングでザックエフロンとミシェルファイファーがPink!のレイズユアグラスにのせて踊るシーンも印象的でした。最後の最後まで目が離せない最高の映画だと思います。