死にゲーとしてはおすすめできる。だが、改善点はあり。
「仁王」は、「戦国無双」シリーズなどで有名なコーエイテクモから2017年にリリースされたアクションゲーム。「ダークソウル」シリーズなどの死にゲーのジャンルに属するゲームである。簡単にクリアできないように設計されており、何度もトライ&エラーを繰り返し、攻略を進めることでクリアできる。高難易度ボスを倒した時の達成感を味わえるため、死にゲーとして十分楽しめる内容となっている。また、武器の種類も多く(刀・二刀・槍など)、自分の戦闘スタイルに合わせて武器を選ぶことができる。遠距離武器もあり、遠くからの敵の狙撃による撃破も可能で、その部分も良い要素として挙げられる。しかし、ステージの中にはプレイヤー側にとって理不尽であったり、かなり複雑に入り組んでいるものもあり、時間を無為に消費してしまうと感じる。さらに、全体的にボスは高難易度となってはいるが、強いボスと簡単に倒せてしまうボスの難易度の差が、死にゲーとしては若干大きいと感じる。ゲーム内の「九十九武器」というシステムは、一時的に無敵となって、敵を一方的に攻撃できるという強力なもの。アクションゲームが苦手な人にとっては救済措置となるが、純粋にゲームを楽しみたいというプレイヤーにとっては、ボスの体力を半分程度削ってしまい、残りを「九十九武器」でゴリ推せば簡単に倒せてしまうので、途端に簡単となってしまう。そういった改善点も多く存在する。