仁王

仁王

『仁王』は2017年2月9日にコーエーテクモゲームスから発売されたダーク戦国アクションRPG。『仁王シリーズ』の第1作目にあたる。本作は戦国時代の日本にたどり着いた金髪碧眼の侍「ウィリアム」が、錬金術師エドワード・ケリーを追うさまが描かれる。歴史設定はそれほど厳密ではなく、日本古来の妖怪なども存在する世界観となっている。
本作はいわゆる「死にゲー」であり、何度も死んでゲームオーバーを繰り返しながらプレイヤースキルを磨き、物語を進めていく。ディレクターの早矢仕洋介は『DARK SOULSシリーズ』などを参考にしつつ世界観なども含め勝負してみたかったと語る。

仁王のレビュー・評価・感想

仁王
6

死にゲーとしてはおすすめできる。だが、改善点はあり。

「仁王」は、「戦国無双」シリーズなどで有名なコーエイテクモから2017年にリリースされたアクションゲーム。「ダークソウル」シリーズなどの死にゲーのジャンルに属するゲームである。簡単にクリアできないように設計されており、何度もトライ&エラーを繰り返し、攻略を進めることでクリアできる。高難易度ボスを倒した時の達成感を味わえるため、死にゲーとして十分楽しめる内容となっている。また、武器の種類も多く(刀・二刀・槍など)、自分の戦闘スタイルに合わせて武器を選ぶことができる。遠距離武器もあり、遠くからの敵の狙撃による撃破も可能で、その部分も良い要素として挙げられる。しかし、ステージの中にはプレイヤー側にとって理不尽であったり、かなり複雑に入り組んでいるものもあり、時間を無為に消費してしまうと感じる。さらに、全体的にボスは高難易度となってはいるが、強いボスと簡単に倒せてしまうボスの難易度の差が、死にゲーとしては若干大きいと感じる。ゲーム内の「九十九武器」というシステムは、一時的に無敵となって、敵を一方的に攻撃できるという強力なもの。アクションゲームが苦手な人にとっては救済措置となるが、純粋にゲームを楽しみたいというプレイヤーにとっては、ボスの体力を半分程度削ってしまい、残りを「九十九武器」でゴリ推せば簡単に倒せてしまうので、途端に簡単となってしまう。そういった改善点も多く存在する。

仁王
10

神作品!

タイトル通り、私が今までにやった数多くのゲームの中で最も面白くて熱中したRPGです。
このゲームはいろいろなゲームの良いところを全て集めたようなゲームで、今はやりのダークソウル系の難しめのアクションRPGに、ディアブロのようなハクスラの要素も盛り込んでいて中毒性はかなりあります。装備の吟味をしているだけで1時間くらい軽くたってしまいます。
そこに有名な武将やみながよく知っているような妖怪が敵のボスや雑魚キャラで出てきて、ストーリーも純和風ファンタジーでかなり盛り上がります。音楽も和風でいいです。さらに装備品の改造要素や販売元のコーエーの別作品の討鬼伝2の守護霊や分霊といった独自のシステムが先に述べたダークソウルなどの似たようなゲームとの差別化をはかっていてオリジナリティもあります。同種の他社のアクションRPGと比べてもかなりのプレイ難易度を誇り、序盤から心がへし折れそうになりますが、そこを乗り越えてからのある程度自分の思い通りにプレイできるようになり、キャラの装備や能力値も整ってからすごく強いボスにぎりぎりの勝利を収めた時などは筆舌に尽くしがたいカタルシスが得られます。ぜひ、そこまで心が折れてくじけそうになっても頑張ってプレイしてみて下さい。DLCもすごく難しかったけれどやりがいがあって面白かったです。