劇場版 マジンガーZ / INFINITY / Mazinger Z: Infinity

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劇場版 マジンガーZ / INFINITY / Mazinger Z: Infinityのレビュー・評価・感想

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劇場版 マジンガーZ / INFINITY / Mazinger Z: Infinity
7

テレビシリーズ正統続編マジンガーZ

昭和47年にテレビ放送されたアニメ版マジンガーZと、グレートマジンガーの続編として作られた映画です。2000年代から製作会社の東映は、昭和に作った名作アニメをリメイクし映画化しています。
アニメ後の主人公たちの未来が描かれ、兜甲児(かぶとこうじ)が大人になってからの話です。
これまで何回もマジンガーZ関連の映像化がされているものの、最初から作り直しが多く、違和感がありました。
しかし、やっときた正統派の劇場版 マジンガーZ / INFINITYは、最新技術によって映像がとてもきれいなうえ、動きも滑らかでした。
蘇ったドクターヘル率いる敵の機械獣軍団がパワーアップされ、たくさん登場していました。
マジンガーZより強いはずのグレートマジンガーがアメリカ軍の配下になり、許可がなければ全ての武器が使えなかったところが面白かったです。武器が使えなかったため、機械獣たちに負けてしまったグレートマジンガーは、後半悪用されてしまいました。
小学生だった兜甲児の弟、シローが成長し、量産型のマジンガーに乗って活躍する姿があったり、剣鉄也(つるぎてつや)と炎ジュン(ほのおじゅん)が結婚して子どもができそうだったり、時間の経過がわかるようになっていました。
見どころは、単独でマジンガーZが勝つことができるかどうかです。

劇場版 マジンガーZ / INFINITY / Mazinger Z: Infinity
7

ロボットアニメ映画感想

2018年に公開された東映アニメーション制作のアニメ映画で、ロボットアニメの金字塔といわれる「マジンガーZ」のその後を描いた正当な続編として話題を集めました。
物語はグレートマジンガー最終回から10年、科学者となった主人公・「兜甲 児」達の前にインフィニティと呼ばれる巨大魔神と倒したはずの宿敵・「Drヘル」らが現れ、世界の終焉「ゴラーゴン」が引き起こされようとする中、甲児はマジンガーZで最後の戦いに臨むというものです。
劇中では10年後の甲児達のその後が描かれていますが、現実世界では45年もの時間が経過しているので多少のジェネレーションギャップを感じてしまいますが。
敵であるDrヘルが世界征服を狙う悪党から一転して、現代的な価値観を持った敵として登場しています。
メカ描写はガンダム等マジンガー以降に生まれたロボットアニメの影響も見受けられたり、多次元宇宙など、昨今のライダーやプリキュアなど近年の東映作品の要素も結構見られたりはしましたが、リファインされたZやグレートのデザインは現代的になりながらイメージを忠実に再現しています。
またフルCGで描かれた機械獣軍団との戦闘シーンはスピィーディーかつ見ごたえある映像になっていて、劇中でも作り手のマジンガーシリーズへのリスペクトにあふれた空気が漂う作品になっています。

劇場版 マジンガーZ / INFINITY / Mazinger Z: Infinity
8

子ども達とかつて子どもだった人達にオススメ!!

巨大な光子力エネルギーの使いすぎで突如現れた謎の巨人、マジンガーインフィニティ。時を同じくして復活したドクターヘルと機怪獣軍団に奪われ、グレートマジンガーも敗れます。既にパイロットを引退していた兜甲児は再びマジンガーZに乗り込むことになります。果たして兜甲児は宇宙のリセットを目論むドクターヘルの野望を打ち砕けるのでしょうか。

内容としては「東映まんがまつり」を彷彿とさせるストーリーを、今の技術力でパワーアップさせた作品となっています。TVアニメシリーズの正当なる続編で、出てくる機怪獣達も本作品のオリジナルとかではなく本編で出てきた奴らばかりとなっています。
マジンガーZについても、本編では一つ一つの機能を試しながら戦ったり、強敵には新たな機能とそれを使いこなす特訓の末に戦っていましたが、映画ではそれから10年たち、研究者としてもマジンガーに関わっていることからか文字通り手足のように使いこなし機怪獣相手に無双していきます。その大迫力は是非とも映画館で見てください。
また、グレートマジンガーも冒頭に出て来て早々に破れてしまいますが、それでも見せ場はしっかりとあるので安心してください。ボロボロのグレートマジンガーをマジンガーZが助けるという、マジンガーZの最終回と逆の構図となっていますが、今回はマジンガーZが主役ということでグレートマジンガーファンの人はご理解してください。それ以外でもコミカルなボスボロットの活躍や永井豪先生らしいセクシーなシーンもあります。近くの席に座ってた小さい子が大喜びしてたのが、この映画の全てだと思います。是非とも親子で見てください。