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ロボットアニメ映画感想
2018年に公開された東映アニメーション制作のアニメ映画で、ロボットアニメの金字塔といわれる「マジンガーZ」のその後を描いた正当な続編として話題を集めました。
物語はグレートマジンガー最終回から10年、科学者となった主人公・「兜甲 児」達の前にインフィニティと呼ばれる巨大魔神と倒したはずの宿敵・「Drヘル」らが現れ、世界の終焉「ゴラーゴン」が引き起こされようとする中、甲児はマジンガーZで最後の戦いに臨むというものです。
劇中では10年後の甲児達のその後が描かれていますが、現実世界では45年もの時間が経過しているので多少のジェネレーションギャップを感じてしまいますが。
敵であるDrヘルが世界征服を狙う悪党から一転して、現代的な価値観を持った敵として登場しています。
メカ描写はガンダム等マジンガー以降に生まれたロボットアニメの影響も見受けられたり、多次元宇宙など、昨今のライダーやプリキュアなど近年の東映作品の要素も結構見られたりはしましたが、リファインされたZやグレートのデザインは現代的になりながらイメージを忠実に再現しています。
またフルCGで描かれた機械獣軍団との戦闘シーンはスピィーディーかつ見ごたえある映像になっていて、劇中でも作り手のマジンガーシリーズへのリスペクトにあふれた空気が漂う作品になっています。