新世界より / From the New World

『新世界より』は、2012年10月から2013年3月までテレビ朝日系列で放送されたSFアニメ作品。原作は、映像化不可能と言われた貴志祐介の同名小説で、日本SF大賞を受賞した壮大なストーリーとなっている。物語は、主人公の渡辺早季と同級生たちの12歳・14歳・26歳を描いた3部構成となっており、大人になった早季が語り手として手記を読む形で進んでいく。舞台は、人類が「呪力」と呼ばれる念動力を持つ、1000年後の日本。自然豊かな町で育った早季は12歳で呪力が発現し、呪力を学習するための「全人学級」に入学する。平和な日々を過ごしていた早季だったが、同級生5人と行った夏季キャンプで、大人によって隠されてきた禁断の歴史に触れてしまう。そして、人類と共存してきたはずのバケネズミと呼ばれる異類による大規模な抗争が勃発する。人類と異類との争いに巻き込まれながらも、真実と向き合い未来に立ち向かっていく早季の強い姿が描かれている。

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