安室奈美恵 / Namie Amuro

安室奈美恵 / Namie Amuro

「安室奈美恵」とは、日本の元歌手、元ダンサーである。沖縄アクターズスクール出身で、1997年に「SUPER MONKEY’S」としてEASTWORLDよりデビューを果たす。1990年代には小室哲哉プロデュースの楽曲でミリオンヒットを何曲も世に送り出した。「平成の歌姫」として、絶大なる人気を獲得。歌やダンスはもちろん、ファッションでも当時の若者を魅了し、彼女のファッションやメイクを真似する「アムラー」が街に溢れた。2018年に惜しまれながらも引退している。

安室奈美恵 / Namie Amuroのレビュー・評価・感想

安室奈美恵 / Namie Amuro
8

25年間平成を歌手として駆け抜けた憧れの女性

安室奈美恵さんを知ったきっかけは、彼女がデビュー20周年を機に開催されたドームツアーのライブ映像作品を購入して観たことでした。

なんとなく買ってなんとなく観た作品は、もうライブコンサートというよりもトーク無しで30曲歌って踊りまくるというもの。まるでアスリートの競技を2時間半観たようでした。

特にオススメの曲が「Chase the Chance」。小室哲哉さんプロデュースの楽曲で、夢を追い続けて叶える勇気と大切さを謳った名曲です。

その楽曲を奈美恵さんは20周年ツアーのステージ上で、なんと間奏中に
50mの幅はありそうなステージの端から端までを走ったのです。
ましてやピンヒールのブーツで、しかも笑顔で(笑)。

更にもっと凄いことは、走り抜いて息が上がること無く淡々と余裕に歌いこなされていたのです。
そのパフォーマンスに彼女の肺活量の強さと、長年コンサートを行ってきた上での計り知れない努力を大変痛感しました。

彼女は多くを語らない分、ステージでパフォーマンスで結果を見せ、ファンをコンサートで楽しませてくれました。
生憎40歳の節目でデビュー25周年を機に歌手業を引退されたことは惜しいです。

しかしそれと同時にコロナ禍を迎える前に最後のドームツアーを完走されて、無事引退されたことは今でも良かったと思っています。
もう表舞台からは退かれましたが、今は彼女がどこで何をされていてもただただ彼女が毎日を元気で楽しく、幸せにいつも通りに過ごせるように願うばかりです。

皆様も是非,安室奈美恵の音楽を、ひとつでもかじってみて下さいませ。

安室奈美恵 / Namie Amuro
10

遠い未来だった... 遠い国だった... 音楽が異文化理解に最も役立つ優れた人類の遺産であることの理由

安室奈美恵さんの『NEVER END』は、日本で開催された九州沖縄サミットのテーマソングだが、未だに多くのリスナーを魅了して止まない。
このソングは、小室哲哉さんが作曲・総合プロデュースを担当したが、彼のオリジナルサウンドトラックの魅力とも相乗効果・シナジー効果がある。安室奈美恵さんの持つ艶やかな音色、ドライな音質が、見事に発揮されるような作曲家としての裁量も加わり、彼女の歌唱力が最大限に発揮されている。

『NEVER END』においては2人の相性以上に、琉球三味線のやや長めのソロが、インストラメンタル音楽の素晴らしさを再認識させてくれる。クラシック音楽と琉球民謡風のブレンド感が、得も言われぬ輝きを持って響き渡る。最後の方から参加してくる児童合唱団も、童謡やコーラスのハーモニーの豊饒な響きが、日本のサミットを飛び越えて、世界中に響き渡るようである。
彼女が愛した、琉球の壮大な海鳴りやさざ波は、彼女の音楽体験の原点であり、多くのリスナーに永遠の平和の夢となって、天使の歌声・調べとして、世紀末を意識させつつ、遥か宇宙にまでも到達していることだろう。

安室奈美恵 / Namie Amuro
9

アムロちゃん、おつかれさま。

思えば、1995年1月。安室奈美恵withSUPERMONKEY'Sが73万枚の大ヒットをとばしました。
「TRY ME〜私を信じて〜」。安室奈美恵さんとしては、5枚目のシングルでしたね。
そうよ TRY ME あなたをつつむ 愛が待ってるいまは TRY ME 悲しい想い 消えなくても
そうよ TRY ME あなたをみてる 私を信じて
もっと TRY ME 違う明日の 夢をあげる
「夢をあげる」…夢をもらえました!
デビュー当時のアムロちゃんは、いわゆる「売れない」アイドル…。「ダンスパフォーマンスグループ」・SUPERMONKEY'S。1993年の年末「NHK紅白歌合戦」では、森口博子さんのバックダンサーをしていたんですよー。
「TRY ME」は、すごかった!テレビの歌番組の注目株の筆頭と言ってよかった。歌詞の中の「わたしを信じて」、アムロちゃんの成功を誰もが信じました。
最近の報道では、引退の真相が、実は声帯の故障にあったことが伝えられていて、やはり26年間も歌い続けるというのは、並大抵ではないのだなと思わされました。
安室奈美恵さんの最後のアルバム「Finally」の中から「Finally」。
Finally,I can stop wishing
モノクロの世界が
この瞬間 色付いてゆく
守るものがあるから
強くなれるの 信じて
26年間の歌手生活の閉幕、場がモノクロームに染まっていく…。そんな瞬間。
もはや、芸能界に復活することはないにしても、おつかれさまでした。
安室さんといえば、1995年の日本テレビ系「THE 夜もヒッパレ」。かわいかったなぁ。マイペースすぎるカワイコぶりっ子のアムロちゃんに、テレビの前はくぎ付けでした。
そして、カッコよかった。
Break it, Break it, Break it all
Shout It, Shout It, Shout your soul
Break it, Break it, Break it all
I wanna break 旧体制 (Ah, Ah)
抑え付けられて従うような
素直な性格じゃないから どうぞお構いなく
守りたかったのは、もしかして、抑え付けることのできない自由?やっぱり、カッコよかったなぁ。

安室奈美恵 / Namie Amuro
10

ストイックでぶれない心

安室奈美恵さんは歌いながら踊る歌姫ですが、プロ意識がすごく高く、学生の頃は1時間かけて徒歩でレッスンに通うほどでした。デビューしたあとも、歌って踊ることへの情熱を高く持ち続けています。口パクではなく自分の生の声で踊りながら歌い、振り付けにもこだわり自分に合う振り付けを徹底的に考えています。ヒールにも、どの型が合うのか何度も選び修正をかさね、体重のかけ方を意識しながら踊るというストイックな人です。
また安室奈美恵さんはライブが好きで、ライブがいかに盛り上がるかを重視して、曲選びをしていたそうです。衣装はトレンドのミニスカートにブーツですが、毎回飽きることなく可愛いです。楽曲も安室奈美恵ならではのものも多く、バラードから激しいダンス曲まで幅広く歌います。バラードでは、切ない歌詞がハスキーな声と合い、聞いていて切なくなります。またダンス曲は踊りながらもぶれずに歌いあげており、カッコいい女性で憧れます。髪型にもこだわりがあり、ライブで映えるよう髪を伸ばしていたそうです。彼女のモットーは、「ぶれない心で一度決めたらやり通す」だそうで、そんなストイックな安室奈美恵さんのCDは聴いてるだけでもカッコよさが伝わってきます。LIVEDVDでもストイックなところはもちろん、彼女のすごさが感じられます。

安室奈美恵 / Namie Amuro
9

安室奈美恵20th Anniversary Live

私が生まれたのは1992年、安室奈美恵がデビューした年と同年です。
引退を控え絶大な人気を誇ってきた彼女ですが、私が彼女の楽曲を聞き始めたのは、アムラーブームが過ぎ去って浜崎あゆみが台頭してきた頃です。
小室哲哉のプロデュースを離れ、セルフプロデュースを始めた頃に彼女の楽曲にはまりました。
売り上げはそれほど伸びない時期ではあったものの、日本人には珍しいHIPHOPやR&Bの楽曲を世に配信し、キレのあるダンスとカラオケでは歌いにくい高難度な楽曲が多かったのも興味を持った一因です。
外国で勝負できるのは彼女くらいだな〜と感じました。
歌詞の意味はよくわかっていなかったんですが、雰囲気がかっこいいだけで一定の固定ファンを持ち続け、30代になってからも10代の頃よりも美しくなるルックスに加え、衰えを知らない歌唱力、ダンスにライブに行く度に夢中になりました。
安室奈美恵にそこまで興味がない方にも、ぜひ一度見て欲しいライブDVDがあります。それが20周年記念ライブです。
90年代の代表曲から近年発表された楽曲まで盛り沢山でお勧めです。MCが無いスタイルを嫌う人もいらっしゃいますが、歌とダンスのみで2時間ぶっ通しで構成さえるライブはエンターテイメントの究極の形だと思います。

安室奈美恵 / Namie Amuro
10

日本が誇る歌姫・安室奈美恵

私の一番好きなアーティストは、日本が誇る歌姫、安室奈美恵さんです。
40歳でありながら、歌って踊れるアーティストを体ひとつで表現している彼女は25周年という節目をもって引退を発表しました。私個人としてはこんなに寂しいことはありませんが、彼女が決めたことですので最後まで応援していこうと思っています。
彼女はこれまで、ライブというものを一番大事にしてきました。ファンと同じ空間で、ファンのために自分のステージを作る。この事に妥協を許さなかった彼女のステージは、いつも最高のクオリティで私たちファンを満足させてくれました。
この25周年の集大成である彼女のラストステージ「Finally」は開演から涙が抑えられませんでした。
ファン投票の為、どうしてもメジャーな曲ばかりになってしまったのは私のようなコアなファンにとっては少し残念ではありましたが、これも彼女の意向ですので仕方ありません。
とくに最後にステージに浮かび上がる、「I♡FAN」を彼女が指差しながら熱唱する姿を見たときは声を出して泣いてしまいました。
最後に、いつぶりだろう、とても久しぶりに聞く彼女のMC。涙で声を詰まらせながら話す彼女にさらに涙腺は崩壊しました。
最後は笑顔で、みんな元気でねー!という言葉と共に去っていく彼女を見たときは、また遊びにきてねー!はもう聞けないんだ、と喪失感でいっぱいになってしまいました。

もう彼女のステージを見ることは出来ませんが、映像作品としては見ることが出来ます。
一度も見たことがない方には、是非一度見てほしいと思います。