ようこそ実力至上主義の教室へ / よう実 / Classroom of the Elite

ようこそ実力至上主義の教室へ / よう実 / Classroom of the Elite

『ようこそ実力至上主義の教室へ』とは、衣笠彰悟原作のライトノベルおよびそれを原作とした漫画、アニメ作品である。略称は「よう実」。2022年10月時点におけるシリーズ累計発行部数が電子版も含めて750万部を突破した。
就職・進学率100%を誇る東京都高度育成高等学校に新入生として入学した主人公・綾小路清隆(あやのこうじきよたか)。平穏な学園生活を望みながらも、天才的な能力や才覚を原因に権力やポイント、利害をめぐる校内の激しい闘いに否応なく巻き込まれていく様子を描いている。

ようこそ実力至上主義の教室へ / よう実 / Classroom of the Eliteのレビュー・評価・感想

ようこそ実力至上主義の教室へ / よう実 / Classroom of the Elite
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現代を生き抜く為に必要なシナリオ

アニメが好きで検索していたら発見し、タイトルに惹かれて特に内容は把握せずに見始めました。
学園生活を物語る作品なので、45歳の私が観てもと思いましたが、視聴してみたらただの学園生活物語とは全く違う所にハマってしまいました。
1話ごとに名言があり、それがまた、ただのアニメの印象とは違い勉強になる一作だと感じました。
現代社会において大切なこと、昔とは考え方や生き方が大幅に変わっている事が学べます。自分で考える必要性、協調性、多様性等、様々な場面で「こういう考え方もあるのか」とハッとさせられるシーンも多いです。人間は1人では生きられないと思いますが、まさに1人の力では自身に能力があっても出来ないこともあると痛感させられる場面等の描写や、それによる気づき等も客観的に視聴していると冷静になれる作品です。
シーズン3まであるので、この先を見ていくのが楽しみです。作品の中の人間関係の様子は中高生だけでなく、社会人になった大人も「こういうことはあるな」等と訴えかけるような感じがあり、学生の方に限らず、どの年代にも人間関係は切っても切れない存在であり悩みの種でもあるので、大人が観てもかなり考えさせられる作品だと感じます。

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通称『よう実』のアニメ。賛否両論あるが、人気ラノベのアニメだから、やはり面白い。 観終わったころには、原作のラノベが読みたくなること間違いなし。

主人公・綾小路清隆は、生まれた時から『ホワイトルーム』という施設で育った。
そのホワイトルームは、子供に徹底した英才教育をし、”凡人を天才”にするという。
ホワイトルームの最終目標は、天才を大量生産し、日本をいや、世界を掌握することだ。
そこで綾小路清隆は、『最高傑作』と呼ばれるほどの『天才』。
しかし、ある日を境にホワイトルームは稼働停止してしまう。

その時に、俗世間を学びたくなった綾小路清隆はホワイトルームを抜け出し、政府が運営する『高度育成高等学校』に入学する。
その高度育成高等学校のうたい文句は、『卒業すれば、希望の進学先、就職先に100%応える』というもの。
しかし、その恩恵を受けるためには『Aクラス』で卒業しなければいけない。
高度育成高等学校は普通の学校とは全く違い、学校関係者以外との接触の一切を禁じられ、クラスポイントと呼ばれるポイントで決まる『Aクラス』~『Dクラス』で競い合うというもの。

そこで綾小路清隆は、『Dクラス』に配属する。
学校での綾小路清隆は、目立たない普通の生徒を演じている。
だが、隣の席のヒロイン・堀北鈴音に自分の才覚の一部がばれ、Aクラスを目指す手伝いをしてほしいと頼まれる。
綾小路清隆は、自分の詮索をしないことを条件にその頼みを請ける。
そして、陰ながらに活躍していく物語。

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10

大注目のライトノベル

舞台はある高等学校。進学率、就職率100%で、生徒が希望する進路に必ず進めるという全国屈指の名門校でありながら、髪型は自由、私物の持ち込みも可という、学生にとって夢のような高校である。外部との連絡は一切取れず、生徒はみんな寮で暮らし、学校の敷地内からは出れないという制約はあるものの、敷地内にはあらゆる娯楽施設があり、生徒には毎月10万円分の金額が支給され、何不自由ない学生生活を送ることができる。しかし、その高校の実態は、生徒を実力で評価し、その実力に応じて毎月支給される金額が変わるという完全実力主義であった。各学年はAからDの4つのクラスに分かれ、クラス同士で様々な試験で競い合い、その結果に応じて実力が評価される。Aクラスほど優秀で、次いでB、C、D、となり、実は、Aクラスで卒業した生徒しか志望する進路に進むことができない。主人公の綾小路清隆は、最も実力のない生徒たちが集まるDクラスの配属され、入学早々Dクラスは支給金額ゼロの生活を余儀なくされるが、そこからどう巻き返していくか、というのがこの物語の内容である。そのため、この作品はクラス間での対決が見どころとなるわけだが、端的に言えば、かなり高度な頭脳戦が楽しめる。対決する試験内容も一癖も二癖もあるものばかりで、登場人物も個性が強く、魅力的な生徒ばかりだ。そして何より主人公が最も高い実力を隠し持っていて、各クラスの強敵たちの裏をかいていくのがとても面白い。頭を使いながら読んでいくので、頭脳戦や駆け引きのような類のものが好きな人は必ず楽しめる。ここではその魅力を書ききれないほどにクオリティの高い作品なので、ぜひこのライトノベルを読んでみることをお勧めする。

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8

頭フル回転の頭脳戦

この『ようこそ実力至上主義の教室へ』はその名の通り、実力主義の学校で頭脳戦を駆使して勝ち上がっていく作品だ。
AからDまであるクラスの中で、Aクラスが一番優秀なクラスで、Dクラスが一番不出来なクラスである。Aクラスはその地位を維持するため努力し、A以下のクラスは上位クラスに上がれるように奮闘する。主人公である綾小路清隆はDクラスに振り分けられる。同じクラスである堀北はAクラスに上がろうとするのだが、綾小路はAクラスに上がることに対して関心がない。その割に、策略を考え、根回しをし、堀北を手助けする綾小路。
この作品の魅力は綾小路の得体の知れないところにある。入試ではすべての科目でオール50点を獲得し、武才があり、頭が回る。しかし、表に出て行動することはなく、裏でひっそり気づかれないように行動する。綾小路の助けに感謝しつつも徐々に得体の知れなさに気づいていく堀北。純粋にAクラスに上がることを目指している堀北にとって、綾小路という人物は最高の頼り相手であると同時に、最大の脅威になり得るかもしれない存在なのだ。何を考えているのかわからない以上、完全に信頼することはできない。あらゆる出来事、行動に対し意味があるのかと考えながら読みすすめていくのがおススメ。

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7

話数を重ねる毎に面白くなる

アニメを見ました。何となく見てみようと思い、第1話を見た時点ではそこまで面白いとは感じませんでした。主人公がパッとしないし、纏まりのないクラス、実力主義を謳っている学校のシステムがよく分からなかったのもあります。普通の学園アニメよりも取っつきにくいような気もしました。
でも何となく見続けていたら、話数を重ねる毎に面白くなっていきました。Aクラスに上がるために協力体制を取りながらも、本音は自分が一番だと思う黒い部分だったり、他のクラスを陥れる為に利用できる物は利用したりと、人間が誰しも持っている裏の部分が段々見えてきて、リアリティを感じなかった実力主義の学校のリアルな部分が垣間見えてきました。
そして最初の頃は平凡で目立たない存在だった主人公が段々本性を表し始めます。目立たないように何となく協力体制を作っていた主人公が、実は一番自分の有利なように事を薦めていたり、勉強も運動もそれ以外の事も出来る人なのにあえてそれを隠していた事がわかります。
しかし最終回でも主人公が何故自分の実力を隠すのか、本性などは明かされていません。後半から主人公の抱える秘密が少しずつ明らかになってきて、その秘密を解くのが楽しくなっていきます。
アニメだけ観てもこの作品の謎は殆ど解き明かされていないので、続編を期待しています。

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10

主人公が最高です。

この作品の設定は、よくできていると思います。物語のジャンルは学園バトルかなと。
学園の定期的行う試験のルール、校則などはクラスごと戦い、争いあうように出来ております。
本当に高校生徒全員が年相応とは思えない、優秀な能力の持ち主!学力、運動、嘘、暴力、心理、理論などなど様々な方法を登場人物たちは上手く駆使し、ポイントを勝ち取る。何とも、新しいようなラノベだと思います。
自分は小説、アニメどちらもみました!それぐらいの価値はあります。
ネタバレになってしまいますが、主人公である綾小路 清隆は、だいたいはなんでもできるパーフェクト人間です。完全になんでもかんでも出来るわけではないのですが、学力、運動などはおそらく学園内最強です。それ以外にもケンカも強いです。ですが、彼は自分自身の能力を表に出さずに、裏で行動するタイプ。まさか、主人公がオレ強設定だとは思いませんでした。
そして個性豊かなキャラクター達。非常面白いです。
アニメの時間軸ではまだ先の話なのですが、小説7巻でC組の武闘派達を物理で無双する主人公の描写はなんど読み返しても最高です。主人公一人に対して、向こうは複数人なのに見事に勝利したなと思いました。これからも読み続けます!