胸が熱くなる作品
ここでは『ガールズ&パンツァー』のスピンオフ作品「リボンの武者」についてレビューしたいと思います。
時系列としましては劇場版と最終章の間で、無名だった大洗女子学園がテレビなどで全国に知れ渡ったのをきっかけに、戦車道をしてみたい主人公・松風鈴と、戦車で胸躍る戦いをしたい鶴姫しずかの二人組の物語です。
漫画は全16巻で完結済みです。
松風鈴と鶴姫しずかは同じ学校に通っていますが、戦車すらない田舎の学校ですので戦車道すらありません。
戦車道の魅力を知った松風鈴は戦車道をしたいと張り切りますが、当然学校には戦車一台もなく諦めていたところに鶴姫しずか(愛称:しずか姫)が、戦車道なんて鉄の棺桶のようなものだけどそれでもやりたいかと聞いてきます。それでもしたいと言うと「戦車はある」と伝えてこの作品の物語が動き始めます。
戦車として見せてくれたテケ車は二人乗りのため当然二人が乗車します。松風鈴が操縦者、整備士を担い鶴姫しずかは指揮者、装填手、砲手、通信手を兼任します。
当然二人(一台)だけでは公式戦に出られないため野戦(タンカスロン)に出場します。ルールはただ一つ、10t以下の戦車のみ。
このタンカスロンは公式戦と違い野戦のため観客もフィールドにおり、戦闘中の戦車に手で触れる距離まで来ることができます。(自己責任)
そのためど迫力の戦車戦を楽しめることが観客の中で話題になっています。
戦いにおいては鶴姫しずかの策略で勝って負けてを繰り返しますが、この作品は勝ち負けに論点をおかず、どれだけ周りを魅了して戦車がいかに楽しいのかを教えてくれます。
そして、なぜ無名だった大洗女子学園が勝てたのか、松風鈴と鶴姫しずかは模索しながら、大洗女子学園と戦ってみたいと強く思います。
他にもアニメ本編に登場したキャラもタンカスロンに参加します。