ハンガー・ゲーム / The Hunger Games

ハンガー・ゲーム / The Hunger Games

『ハンガー・ゲーム(英語:The Hunger Games)』とは、スーザン・コリンズによる同名小説を原作としたアクション映画である。舞台は独裁国家となったアメリカ。他の地区からの反乱を抑制するため、政治の中心である「キャピタル」では他の地区から選出された男女24人による殺し合い「ハンガー・ゲーム」が行われていた。ヒロインのカットニスをジェニファー・ローレンスが演じる。

ハンガー・ゲーム / The Hunger Gamesのレビュー・評価・感想

ハンガー・ゲーム / The Hunger Games
9

全て、合格点のSFアクション映画、ハンガーゲーム。

舞台である近未来のアメリカは、パネムと呼ばれる独裁国家になり変わっていた。そこではキャピトルという町が政治の中心であり、市民権を得たものは貴族的特権を欲しいままにしている。
反乱を抑えるため、キャピトル以外の12地区から男女24名が選ばれ、生き残りをかけて殺し合う「ハンガーゲーム」が毎年開催されていた。
弓の達人、カットニス(ジェニファー・ローレンス)は、妹の身代わりにハンガーゲームへの出場に名乗りを挙げる。カットニスは同郷のピーターと恋人同士を演じ、視聴者の支持を集める事に成功する。支持者から武器、アイテム等の提供を受け、ゲームを有利に進めて行くがその結果はいかに?

この映画の戦闘シーンは、肉弾戦だ。銃などの武器は使用しない、というかアイテムの中にない。
でも、その結果ハラハラ感が増している。敵のナイフによる攻撃をかわして逆転するなど、弾いっぱつ食らっただけで死んでしまうような安易な展開はない。
また、プレイヤー同士の直接対決だけでなく、ゲームの運営側が仕掛けるトラップも良いアクセントになっている。
基本的には消極的なプレイをさせないための仕掛けだが、毒性の強いハチの巣を敵に落とすなど上手く利用すれば、一発逆転の名シーンを盛り上げてくれる。

そして最後は、生き残るために演じた偽りの愛。その行方が気になるところ。
この、テーマはシリーズ4作を通して描かれることになる。
アクション、サスペンス、映像、どれを取っても一流の「ハンガーゲーム」。
オススメ!

ハンガー・ゲーム / The Hunger Games
8

いろんな愛が交差するサバイバルゲーム

舞台は独裁国家のパネムです。中心都市であるキャピトルに住んでいる貴族と、キャピトルの周りに支配される12の地区があります。
年に1回、その12の地区から男女1名ずつが選ばれて、プレイヤーとしてキャピトルへ送り出されサバイバルゲームに参加させられます。
主人公は第12地区のカットニスという16歳の女の子です。しかしプレイヤーを選ぶ日に、12歳になるカットニスの妹がプレイヤーに選ばれてしまい、妹を守るためカットニスが代わりにプレイヤーに志願しました。姉妹の愛がひしひしと伝わってくる場面です。
同じ12地区で選ばれたのはピーターという男の子で、カットニスとピーターの指導係になったのは過去のハンガー・ゲームの勝者ヘイミッチでした。いざゲームが始まり、カットニスは妹と同じ歳くらいのルーという第11地区の女の子と一緒に行動します。ここでもカットニスの姉妹愛が漂っていました。しかしルーは命を落としてしまい、ルーのいた第11地区から怒りの声が沸き上がります。ハンガー・ゲームの主催者側は焦り、勝者は1人だけというルールを変更して、同じ地区であれば2人生き残れることにしました。ここでヘイミッチが助言をして、カットニスはピーターと恋人のふりをすることになり、心中の演技の末に2人が勝者になりました。
ただカットニスにはゲイルという友達以上恋人未満の彼がいるので、恋愛要素的には複雑な展開になっています。