人魚姫って題材が
人魚姫って題材自体、難しいものだよなと思います。
あれは、悲劇的だからいいっていうか、恋が叶っちゃああんまりよくないし、だいたい5歳児に真実の愛を求めるのは酷だと思います。
また、洪水の後のボートの親子のところとか、よく意味がわかりません。
ちょっと話を伸ばすために差し入れたんだと思うので、やっぱり、長編映画には向かなかったんじゃないかなと思いました。
いいところは、まずは食べ物が美味しそうなところです。
ジブリといえば、飯って面もあると思います。
今回、ポニョが好きなものをハムにしたので、とても美味しそうで肉肉しいハムが見れました。
ポニョの造形も不気味でありつつ、可愛く見えるもので絶妙でした。
あと、ポニョの妹たちも小さくて可愛いし、波が魚になったり、メルヘンチックでよかったです。
それに、造船の街なのか、船用の踏切とか、船とかでてきて、乗り物好きの息子も気に入っていました。
お母さんがスピードを出しすぎだとか、洪水って、ほんとはもっともっと危険で悲しいものなのに、どこか呑気な人々とか、倫理的にどうなの?と思うところもありますが、子どもには楽しい映像が多かったのではないでしょうか。
あまり、深く考えず見るぶんにはそれなりに面白い作品だったと思います。