崖の上のポニョ / Ponyo

崖の上のポニョ / Ponyo

「崖の上のポニョ」とは、宮崎駿監督によるスタジオジブリ製作の長編アニメーション映画作品。2008年に公開された。藤岡藤巻と大橋のぞみが歌うエンディング主題歌「崖の上のポニョ」は、オリコン週間3位になり話題になった。崖の上の一軒家に住んでいた5歳児の少年「宗介」は、海で魚の女の子「ポニョ」に出会う。ポニョは宗介に恋をし、人間になろうとするのであった。

4vfujiseyoshihisaのレビュー・評価・感想

崖の上のポニョ / Ponyo
6

海の中の表現がきれい

最初、海の中でのポニョたちの様子から映画が始まります。ここの映像がまあ、きれいで、子どももとても食いつきます。
その後、ハムサンドを主役の男の子らがたべるのですが、それが美味しそうだし、嵐も迫力あります。さすが、ジブリだなという感じです。
話はポニョが人間になりたいと魔法を使ったせいで世界が滅びるかもという、結構怖いものでした。後半、デイケアホームの面々が海に沈んでしまいますが、あれは亡くなったということなのでしょうか。都市伝説が生まれるのがうなづける物語運びでした。
こどもは楽しそうにみていましたが、大人が見るとところどころ気になるところがあり、話に入っていけないところがありました。一番はやはり、嵐の中でのリサ(主役のお母さん)の行動です。車の運転は荒いし、通行禁止の危ない道をこどもを乗せたまま運転するし、とても親の行動とは思えません。宮崎駿アニメはあんまり母親とか出てこないし、子どもだけの冒険とかが好きなのかもしれませんが、あれは非常識すぎて見過ごせません。たとえば、まだ通行止めまで行ってないときに家まで帰っちゃって、孤立したとかでも話の運びはおかしくなかったのに、あれで何を表現したつもりなのかと思いました。
ツッコミどころ満載なので、広い心でツッコミながら見たらおもしろいかと思います。