赤髪の白雪姫 / Snow White with the Red Hair

赤髪の白雪姫 / Snow White with the Red Hair

『赤髪の白雪姫』とは、あきづき空太による少女漫画作品。白泉社LaLa DXで連載された後、LaLaに移籍。単行本は17巻まで刊行中。2015年7月よりテレビアニメ1stシーズンが放送され、2016年1月より2ndシーズンが放送された。生まれつき赤い林檎のような美しい髪を持つ少女白雪が、その珍しい髪色のせいで生まれ故郷を出ることになり、辿り着いた隣国で運命を切り開く物語。

赤髪の白雪姫 / Snow White with the Red Hairのレビュー・評価・感想

赤髪の白雪姫 / Snow White with the Red Hair
10

一歩を踏み出したい人に見て欲しいアニメ

「赤髪の白雪姫」は、魅力的なキャラクターたちと感動的なストーリーで心温まるようなアニメです。物語の主人公である白雪(シラユキ)は、美しい赤い髪と強い意志を持つ女の子。彼女は、突然、困難に直面しますが、それを乗り越えていく姿は誰もが応援したくなります。

このアニメの魅力は、何といっても白雪が成長していくところです。彼女は大変な状況にいながらも、個性豊かなキャラクターたちと出会い、彼らとの絆を深めていきます。そして、周りの人々と協力し、困難を一緒に乗り越えようと奮闘します。そのなかで彼女が経験する友情や愛などの内容は、視聴者に深い感動を与えてくれるのです。

また、物語の舞台となるファンタジーの世界も大きな魅力。アニメのビジュアルも魅力的で、繊細で美しい背景画や、キャラクターたちの表情の変化が、物語をより一層引き立てています。音楽もその雰囲気を高め、感情豊かなシーンを演出しています。見入ってしまい、まるで童話の中に入り込んだような気持ちにさせてくれます。

大人も子どもも、一緒に楽しめる内容で、家族や友人と一緒に見ることで、より一層その魅力を感じることができます。心温まる物語と美しいアニメショーンが、あなたの心に残る素敵なひとときを過ごせます。

赤髪の白雪姫 / Snow White with the Red Hair
10

どんな世界も自分次第。

よくある少女漫画だと思ったら大間違いでした。
異世界ではあるけれど、現実で生きてる私たちとなんら変わらない悩みや葛藤の中「自分」と「他人」との繋がりを紡いでいく物語です。
どう生きていきたいか、進んでいくにはどう動けばいいのか、1冊を読み終える頃には、自分の中にある問題を冷静に丁寧に解いていけるような気がします。
物語の中にはもちろん恋愛もあり、1人1人が正直に行動し想いを伝えようとする姿勢に感動を覚えました。
応援したくなるような恋も、そっと見守りたい恋も、もどかしい恋もあるのに一切のドロドロがなく、素直にこんな恋愛がしてみたいと思わせてくれます。
あとは、この世界の食べ物や洋服、部屋の隅々まで細かく見てほしいです。デザインがすごく素敵で現実にあってほしい物が溢れています。
「しっかり働いて、ごはんも食べて、人との繋がりを大事にして、1日を終える」、そんな忘れかけていた大切なことを思い出させてくれる、こんな風に生きたいと思わせてくれる漫画はそうそうありません。正々堂々と気持ちを伝えられるこの世界は、私たちの背中を後押ししてくれます。
今の自分に悩んでる人、日々に疲れた人、人を信じられなくなった人、自分次第で物語は変わっていくんだと教えてくれる漫画です。

赤髪の白雪姫 / Snow White with the Red Hair
10

女の子が宮廷薬剤師として成長する恋愛マンガ

ある国にいる女の子「白雪」がこの漫画の主人公。赤い髪を持つこの主人公が「ある事件」に巻き込まれてしまうものの、隣国の王子に助けられるところからストーリーが始まります。彼を助けたい、役に立ちたいと思い客人として関わるのではなく正々堂々と宮廷薬剤師になり、彼とお近づきになるまでの過程がおすすめなところです。私はそんな彼女の努力や行動に感動を覚え、女だからではなく自分の足で歩いていく姿に自分もこのようになりたいと思ったことがありました。作中は中世がベースであり、キャラクターの衣装が細かく描かれているのも引き込まれる要素だと思います。女の方って衣装が素敵だと着てみたいなと思うでしょ。
ドレスも素敵だったり、騎士の衣裳も似ている様で少しずつ違っているのをみるだけでも楽しめる作品だと思います。
ただの恋愛作品だと思ったら大間違いで、作中ではシリアスな戦闘シーンも出てきます。少女漫画として分類されているので手に取りにくいかもしれませんが、男性にも読んで欲しい作品です。この作品はアニメ化もされており、2期まで放送されていました。漫画は漫画の良さがあり、アニメではキャラクターの動き一つ一つが細かく描かれています。私はどちらもおすすめです。正直いうと、漫画を読んでアニメをみてもらえるのが1番おすすめだと思います。

赤髪の白雪姫 / Snow White with the Red Hair
9

引き込まれるファンタジーな世界観とキュンとするラブストーリー

赤髪の白雪姫は、王宮ファンタジーとラブストーリーがあわさった素敵な作品です。
生まれながらに珍しい赤色の髪を持つ白雪が、自国タンバルンの王子の妾にされそうになり自国を脱出します。隣国クラリネス王国の第二王子であるゼンと偶然出会い、さまざまな事件や試練を乗り越えて成長していく物語となっています。
絵が繊細でとても綺麗なので、まずその世界観に引き込まれます。さらに登場人物一人ひとりの性格や想い、言葉、表情がとても丁寧に描かれており、グッと胸を打たれます。メインキャラはもちろんのこと、そうではない人物たちのことも細かく描かれているので、自分もその世界にいるような、また、その世界に行きたいと思わせてくれる作品です。
主人公白雪の飾らないまっすぐな性格が周りのたくさんの人たちの心を鷲掴みにしていき、私もしっかり掴まれました。ヒーロー役のゼンも、熱い信念を持ち一国の王子でありながらも飾らないさっぱりとした性格が周りを魅了しています。成長物語とともに2人のラブストーリーも展開されていきますが、ゆっくりと時間をかけてお互いを尊重し大切にしていることがわかります。こんな風に愛されたいし、愛する人とこんな関係を築いていきたいと思わせてくれる2人です。

赤髪の白雪姫 / Snow White with the Red Hair
10

優しい二人の暖かく優しい物語

赤髪の白雪姫は、あきづき空太によって描かれる人気漫画です。
この作品は2015年に1期、翌年の2016年に2期と、アニメ化されています。
発売当初から原作を読んでいて、そこからアニメ化を知り視聴してみたら、ほぼ原作通りで違和感なく見ることができます。

この作品の話は、タンバルンという王国に住む、生まれつき林檎のように赤い髪を持つ白雪が、自国の王子様に愛妾にされそうになるところから始まります。
物語の主人公の白雪は一話目から、自分の物語、つまり自分の人生を他人に決められたくない!という思いから、愛妾に迎えると伝令が来たその日に国を出ることを決断してしまう程に強い女性です。
なので、物語が進む中で、珍しい髪色を理由に何度も危険な目に遇いますが、決して心が折れることはなく常に前を向いて戦います。
そんな気丈な白雪が、弱さを見せることができるのが、国を出た先で出会う、タンバルンの隣国にあるクラリネス王国第二王子のゼン。
第二王子と町娘の白雪が親しくするのを良しとしない者からの妨害や、白雪自身を狙うものなど、様々なピンチにゼンが駆け付けるシーンはハラハラドキドキで時間を忘れて読み込んでしまいます。
そんなドキドキシーンも魅力の一つですが、他にも白雪とゼンの間に優しく穏やかに流れる時間や、色んな装飾品が細かく綺麗なのも、この作品にハマってしまう要素です。
そして、この作品は、恋愛系少女漫画である三角関係でドロドロ…ということがないので、そういうお話が苦手な方にはとてもおすすめです。