貞子

貞子

貞子(さだこ)とは、鈴木光司によるホラー小説『リング』シリーズの登場人物である。本名は山村貞子。現世に未練があり、「見るとウイルスに感染して7日後に死ぬ」という「呪いのビデオ」で人々を恐怖に陥れる。テレビから這い出してくるシーンは有名だが、作中で貞子が直接的に登場する場面は多くない。

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貞子のレビュー・評価・感想

貞子
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貞子ではない

リングシリーズの貞子がまたまた登場という触れ込みの映画でした。見た感想は、貞子はやっぱりビデオだと思うし、ユーチューバーてなんなのって感じです。別に今回の話に無理やり貞子をつけなくても良かったかなと思いました。だって、全然貞子出てこないし、なんかリングと関係あるのかよくわからない話だったし、貞子を無理やり使うのはやめてほしいです。リングで、精神を病んでしまった佐藤仁美が出てきたりして、おっこれは面白くなるかもと思ったのに残念です。でも、佐藤仁美自体はよかったです。カウンセラーに依存する女性の役でとても不気味でした。でも、気持ちはわからなくないし、あれだけの怖い目にあったら誰かにすがりたくなるかもなと思ったりしました。あと、池田エライザさんはかわいらしいです。でも、あとはよくなかったです。まず、人が呪いで死にません。そんな貞子がありますか。こんな貞子は嫌だの大喜利の答えじゃないんだから。貞子の恐ろしさはただ映像を見ちゃっただけなのに死ぬという感染の容易さだったはずです。呪いのビデオとかを遊び半分で私も見てしまうわとかいう状況で死ぬから、共感して怖かったのに、全然死なないって、なんなんだと思います。たしかに、たくさん人が死ねばいいホラーなのかと言われると違う気もしますが、ホラーなんだからもっと怖く作ってほしいです。

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『貞子』?中田秀夫監督とともに原点回帰の怖いリングが帰ってきた!?

1999年に社会現象を引き起こし、ハリウッド版リメイクや続編も数多く作られたJホラーの代表作『リング』。
テレビから這い出してくる霊「貞子」の強烈なビジュアルは、実際に映画を観ていない人でも知っているはずです。
そんな貞子が独り歩きするかのような珍作・迷作も増えてきた中で、恐怖演出の原点に立ち返った作品が、この2019年『貞子』です。

シリーズ第一弾『リング』と正統続編『リング2』の監督・中田秀夫が三度メガホンを取り、これぞ貞子!という路線を示してくれました。
YouTuberのような存在も関わる展開なので、呪いの伝播は旧作以上のスピードになった最先端版貞子。
挑むのは、たった一人の身内である弟を貞子の呪いから救おうとするヒロイン・池田エライザさんです。
貞子に恐怖しながらも立ち向かっていく凛とした姿には、瞬く間にエライザファンとなってしまうこと確実です。

旧作にも登場していた佐藤仁美さんが同じ役で出演されているのも見逃せません。
ある意味、ようやくシリーズの決算がなされたとも言える衝撃シーンには、ニヤリとさせられました。

従来のファンなら狂喜乱舞してしまう本格路線の復活ですが、初めて貞子に接する人も文句なしに楽しめる映画です。

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貞子の無駄遣い

リングの現代版と銘打ってますが、リングとは全く別物でした。まず、リングは、呪いのビデオを見た人に呪いが感染するというものでしたが、今回は呪いの感染という要素がありませんでした。リングの怖いところは、この感染力というか、ただ映像を見ただけなのに呪われるという、自分も呪いにかかってしまいそうな手軽な感染ルートと、自分が助かるために人に移す非情さだったのに、その根本がないなんて、もはや貞子ではないと思いました。虐待を受けていた少女に、貞子が共鳴するという話なのかもしれませんが、どこかに、呪い感染の要素を入れて欲しかったなと思います。ユーチューバーはなんか映像を撮ってて死んだのでそこらにオマージュがあったのかもしれませんが、ただ貞子が召喚されているところもありました。それに、ホラーとしては致命的なのですが、怖くありませんでした。ちよっと驚くところはありましたが、それは音で怖がられせているだけでした。この映画だけではありませんが、やはりホラーものは演技力が必要なのに、このごろの邦画ホラーは主人公を若く人気の女優だかアイドルだかにしているせいか、総じて演技がひどいと思います。もっと年取った人というか、子持ち主婦とかでいいから、演技力のある人をつかってほしいです。