こんな事件怖いし、ショック。
母親のお父さんが、子どもを見つける目がすごくリアルだなと思いました。
その子が悪いのではないのに、彼を見ると犯人を思い出すし、いやでたまらないのでしょう。
お母さんは息子のことを愛しているようで、それはとてもよかったと思いました。
ルームでしか、生きてこなかった彼が変わっていく様子がとても細やかに描かれていました。
あんまりすぐに変わらないところがとてもリアルです。
こんな事件はフィクションだけであってほしいけど、こういう事件は実際にあったようだし、とてもショックでした。
なんでそんなことができるのだろうと思います。
お母さんも、逃げることにはあきらめモードだったけど、息子をいつまでも部屋というわけにもいかず、犯人がいつ息子を殺すかもわからないし、逃げようと思ったのだと思います。
あの子は望まれずにできた子だけど、希望になったんだろうなと思いました。
なかなかショッキングで、でもきっとこれからいいほうに変わっていくと思える終わり方をしていていい映画でした。
キャスト陣の演技もすばらしくて、閉じ込められていた女性の情緒不安定な感じもよく出ていたし、おじいさんよりおばあさんのほうが前を向けているのもリアルだなと思います。
子どものなんか小さな声でしか喋られない感じとか、おどおど感もよかったです。