アベンジャーズファン必見の作品
この映画ではこれまで共に戦ってきたアベンジャーズが、基本的に国連の管理下に置かれることになる協定へのサインを求められ、政治の世界に入り込む。トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)はサインを望んでいたが、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)はそれに反対し、2人は分裂。アベンジャーズの間でアイアンマンチームとキャプテン・アメリカチームに別れ内戦が勃発する。アクションシーンは充実しており、これまで味方として戦ってきたメンバー達が敵として戦うシーンは緊張感があり、スリリングな展開ながらも、スパイダーマンやアントマンの登場によりクスッと笑ってしまう場面も。そして何より、クライマックスはアイアンマンとキャプテン・アメリカの感情と対立が豊かに表現されており目が離せない。またこの作品はトム・ホランドのスパイダーマンとしてのデビュー作でもある。マーベルとしては初のスパイダーマン映画である「スパイダーマン:ホームカミング」をより楽しむためにも、先にこの作品を見ることをお勧めする。さらに、チャドウィック・ボーズマン演じるブラックパンサーもこの作品から参戦しており、2018年の映画「ブラックパンサー」につながるストーリーとなっている。物語はテンポ良く進んでいくため、最後まで飽きることなく楽しめるマーベルファン必見の映画だ。