吹奏楽部と野球部の青春ストーリー
この漫画の主人公の小野つばさは、甲子園のアルプススタンドでのブラスバンドの姿に憧れを抱き続け、高校入学後、吹奏楽部に入部します。初心者のつばさは、吹奏楽部の練習にとても難儀します。そんなとき、いつもつばさを励ましてくれていた人がいました。その人は、野球部の山田大介でした。吹奏楽で全国を目指すつばさと、甲子園を目指す大介、そしてその仲間たちが繰り広げる青春感動ストーリーです。初心者という壁を、ひたむきな努力で乗り越えていくつばさのパワーを感じ、一生懸命な姿に心を打たれます。
『青空エール』の漫画の中には、数々の青春を熱く感じさせるような感動的な名言があります。わたしが特に気に入っているセリフは主に2つあります。1つ目は、第16巻の「何かを目指せば、つらいこと思いどおりにいかないこと、みんなにあるだろう。それでもあきらめないで前を向いた先にだけ、可能性はあるんだろう。」です。2つ目は、第18巻の「ずっとがんばる大介くんの姿が私に力をくれていたよ。今までずっとありがとう。次は私ががんばる。」です。
この漫画は、大人でも楽しめる漫画だと思います。なぜなら、忘れかけていた青春時代の熱い気持ちを思い出させてくれるからです。