探偵物語(Tantei Monogatari)のネタバレ解説・考察まとめ
「探偵物語」は、ハードボイルド作家・小鷹信光の原案をもとに、1979年9月から1980年4月にかけて日本テレビ系列で全27話が放送されたTVドラマ。私立探偵の工藤俊作(松田優作)が、様々な依頼を引き受け、刑事たちに邪魔者扱いされながらも街の仲間たちと事件の解決に乗り出す。主演の松田優作は、それまでのハードボイルドなヒーロー像から一変、コミカルな演技と独特のスタイルで、彼の伝説的な作品となった。
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小鷹 信光(こだか のぶみつ)とは、岐阜県出身のハードボイルドを中心としたミステリ評論家、翻訳家、アンソロジスト、小説家、アメリカ文化研究者である。1936年8月26日生まれ。名和 立行(なわ たつゆき)という別名義も使用している。本名は中島信也(なかじま しんや)。
1961年に医学書院に入社し編集者として勤務する傍ら、雑誌『マンハント』(久保書店)にコラムや翻訳を寄稿するようになる。また、パロディ創作集団「パロディ・ギャング」を水野良太郎、広瀬正、伊藤典夫、豊田有恒、片岡義男、しとう・きねおらと結成し活動する。その後独立して以後、多くの海外ハードボイルド作品を日本に紹介し、自ら翻訳している。日本のハードボイルド史に残した功績は大きく、テレビドラマ『探偵物語』の原案者としても知られる。さらに趣味のゴルフがきっかけで、ゴルフに関するエッセイや、ゴルフ・ミステリの翻訳、タイガー・ウッズについての本の翻訳などにも携わった。2015年に膵臓癌のため79歳で亡くなる。