The Rolling Stones / ザ・ローリング・ストーンズ

The Rolling Stones / ザ・ローリング・ストーンズ

The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)とは、1962年の結成から一度も解散することなく活動をつづけている英国のロックバンド。ビートルズとならぶその影響力は「世界最強のロックンロール・バンド」とも評され、数限りないミュージシャンたちから尊敬をうけている。
1989年にはロックの殿堂入りを果たし、結成後半世紀以上も精力的に活動する超大物バンドである。

The Rolling Stones / ザ・ローリング・ストーンズのレビュー・評価・感想

The Rolling Stones / ザ・ローリング・ストーンズ
10

半世紀以上第一線で活動する、スーパーおじいちゃん達

まず最初にストーンズの土台を支えてきたオリジナルメンバーであるチャーリー・ワッツ氏が2021年8月24日に他界したことでオリジナルメンバーは、ヴォーカリストのミック・ジャガー、ギタリストのキース・リチャーズの2人となってしまった。初期のストーンズは、初代リーダーであった、ギタリストの故ブライアン・ジョーンズの意向が強かったように感じる。
ブルース指向にあったが、1969年にブライアンが脱退し後任として、ミック・テイラーが加入するといわゆるストーンズの黄金期へと突入していく事となる。
だからといって、ブライアン在籍時にも今でも演奏されている名曲は多数残っている。
ビートルズの2番煎じと言われたアルバム「Their Satanic Majesties Request」収録の「She's A Raimbow」(windowsのCMで仕様された楽曲)や、「Beggars Banquet」収録で悪魔崇拝ともいわれた「Sympathy for the Devil 」、「Street Fighting Man」など40周年ベストアルバムで収録された楽曲など多岐に渡って、テイラー時代はいわゆる黄金期と言われた。
72年の「Exile on Main St.」(邦題は「メインストリートのならず者」)以降はキースの代名詞的な、改造されたヴィンテージのフェンダーテレキャスターも登場した。
その後、74年にテイラーが脱退すると、フェイセズのギタリストであったロン・ウッドが加入し、初来日までのメンバーラインナップとなる。
なお、初来日は当初70年代に予定されていたが、度重なるメンバーの麻薬常習により初来日が叶うのは1991年である。
また初来日であった「スティール・ホイールズ」ツアーであったが、その直後オリジナルメンバーであるベーシストのビル・ワイマンがバンドを脱退していたことが公式に発表されたのは2年後の1993年である。
その後はアルバムをリリースする度に来日公演を行った。
また、2014年の来日の際には、元BOOWYのギタリストである布袋寅泰氏をゲストに招いてプレイした事も知られている。

The Rolling Stones / ザ・ローリング・ストーンズ
9

ロックの代名詞

ザ・ローリングストーンズは、1960年代前半に英国でデビューしてから常に時代の先頭を走ってきたロックバンドです。
彼らの魅力は何でしょうか?それはまずは何と言っても演奏と曲が格好いいということでしょうね。
60年代後半の名曲、「黒く塗れ」や「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」にしても世界的に大ヒットしたのはリズムやメロディが格好よく、エレキギターの演奏が素敵だったからですね!
次に言えるのは、その詞のどこか社会に反抗的なところが60年代後半の世界的な風潮とピタッと合致していたために若者から熱く支持されたということです。ただ冷静に読むと彼らの詞は女性に対して厳し過ぎて、古めかしくてアナクロニズムを感じさせることは否めませんね。
しかしその点は割り引く必要があるにしても、彼らの功績は偉大です。中国も含む世界の多くの国tで演奏を行い、ロックの代名詞と呼ぶべき存在となっているからです。
とても長い間第一線を維持するのは大変ですが、それができたのは、舌を出す彼らの独特でコミカルな個性のおかげもありますね。
また時代時代によって傾向を変えていった彼らのディスクの目新しさ、即ち同じことは二度としないと言ってよいその姿勢がファンを楽しませてきたことも長く続く人気の秘訣だと思います。
今後ともその活躍が楽しみですね!

The Rolling Stones / ザ・ローリング・ストーンズ
9

60年目のロックバンド

ロックバンドとは流行り廃りがあってブームが去ってしまえばそのまま解散というのがあと腐れなくてロックに感じる。
そんな考えを逆に生きているロックバンド歴60年選手の『The Rolling Stones』はまさに流れの逆を行く反骨精神の塊だ。
60年もあれば色々あるが現在の初期オリジナルメンバーはVo.ミックジャガーGt.キースリチャーズのみとなってしまった。
そんな彼らは現在もサポートメンバーや初期メンバーではないものの正式メンバーとして加わっているロンウッドと共にライブを行っている。
彼らの魅力はやはりブラックミュージックを愛し、自分達の信じる音楽をやり続けたこと。
そしてその生き様事態がかなりロックを感じるファンが多く、その生き様をそのままステージングとして光らせる。
「ギターリストならばかっこいいギターを弾くのではなく、ギターを持って立っているだけでかっこよく見せろ」の名言の様に彼らはバンドでステージに上がった瞬間が頂点のようなバンド。
バンドとしてのキャリアだけで60年。バンドをやっていなかったとしても沢山の経験が刻まれていて味が出るものだ。
だが彼らはロックバンドとしての1つの運命を逆に生き続けた。60年間一つのことをやり続けている。

The Rolling Stones / ザ・ローリング・ストーンズ
9

世界最高のロックバンド、ローリングストーンズを聞いたことがない人へ

世界的にも超有名なこのバンドを知らないという人は恐らくいないのではないでしょうか?
もちろんそれは、名前は知ってる、聞いたことがあるという人がほとんどでしょう。
その他にも、名前は知らないけどあの有名なベロマークのロゴは知ってるよ、なんて人が多いんじゃないでしょうか?
なので実際の音楽に関する活動や、メンバーについては知らない人が多いと思います。
そんなあなたに私が好きなバンド、ローリングストーンズの音楽の魅力を是非お伝えしたい。
一つ挙げるとすればそれは、二人のギタリストが奏でる絶妙なアンサンブルです。
キースリチャーズとロンウッドの二人による、どちらがリズムでどちらがソロかも曖昧なギタープレイは、そのルーズなプレイスタイルと相まってとても心地いいものです。
テクニックという意味で彼ら以上に優れたギタリストは山の様にいますが、この二人の下手ウマとも言うべきサウンドの絡みは唯一無二と言っても過言ではありません。
長年の経験とその音楽に対する情熱により蓄えられた、ギター言語の語彙力とでも言うものが随所に見受けられます。お互いがお互いの真似をしているようで、全く違う意図でプレイしている様な、不思議な関係性。
それは正に音で会話していると言えます。
とにかく一度、聴いてみてください。
素晴らしいロックンロールが聴けるはずです。

The Rolling Stones / ザ・ローリング・ストーンズ
10

ミックと二人のギタリスト

ストーンズは、言わずと知れた、平均年齢70歳くらいでも、現役バリバリの世界でトップのパフォーマンスのロックバンドです。
その魅力はたくさんあるのですが、今回は一つ私の見解をご紹介いたします。

ボーカルのミックジャガーは、世界一ウマイボーカリストだと思います。恐らくですが、彼はドラムだけで、ギターのコード伴奏なしで、完璧な音程で歌を歌えるんだと思います。
現在、ストーンズにはキースリチャードとロンウッドというソロもサイドも両方できるギタリストがいますが、ミックは伴奏がいらないので、二人のギタリストには自由度が相当あり、コードではなく、リフとソロを各々が自由に弾いてる感じがします。
これが、ストーンズのルーズな感じと、心に響く演奏を醸し出しているように思います。
前提には、曲が強いという前提は必須ですが、ギミシェルター、悪魔を憐れむ歌、ブラウンシュガー他名曲数知れずです。
曲がしっかりしてる上に、自由度の高い二人のギタリストと世界一のボーカリストが、作り出す、独特のサウンドがこのバンドの魅力です。
この傾向は、ロンが加入してから強くなったと思います。
私はロンが加入してからの、ストーンズをおすすめします。

The Rolling Stones / ザ・ローリング・ストーンズ
10

タイトルなし

あまりにも有名で下世話な表現をつかえばベタでいまさら…という感じのロックバンドですが、ブルースという根源的に悲しみの歌を、快楽のエイトビートにのせたことを音楽創作の基本にした一番最初で一番最後のバンドかもしれません。ギタープレーヤーのキース・リチャーズの表現をかりれば、ロックンロールというバスに乗った最後の乗客ということのようです。
デビューから1967年ころまでは自分たちの敬愛するブルース、ソウル、R&Bのカヴァーが多かったのですが、69年に発表された「ベガーズ・バンケット」以降はブラックミュージックをベーシックにしながらもわかりやすいメロディーとビートがたった音楽構成でロックファン以外の人も魅了したナンバーが多く発表されました。そう、かくいう私もロックファンではありますが、ローリングストーンズという存在の核というかDNAにあたるブルース、リズム&ブルースに一向に魅力をかんじない、ひきこまれないものなのです。そんな私が69年から2004年までの16作すべて、喉越しよく昇華し、聴きやすく惚れ込んでしまっているのが事実なのであります。ロックもブルースが苦手な人もストーンズの曲を1曲聞いてみるのをお薦めします。曲は「友を待つ」という曲です。ぜひお試しください。