半世紀以上第一線で活動する、スーパーおじいちゃん達
まず最初にストーンズの土台を支えてきたオリジナルメンバーであるチャーリー・ワッツ氏が2021年8月24日に他界したことでオリジナルメンバーは、ヴォーカリストのミック・ジャガー、ギタリストのキース・リチャーズの2人となってしまった。初期のストーンズは、初代リーダーであった、ギタリストの故ブライアン・ジョーンズの意向が強かったように感じる。
ブルース指向にあったが、1969年にブライアンが脱退し後任として、ミック・テイラーが加入するといわゆるストーンズの黄金期へと突入していく事となる。
だからといって、ブライアン在籍時にも今でも演奏されている名曲は多数残っている。
ビートルズの2番煎じと言われたアルバム「Their Satanic Majesties Request」収録の「She's A Raimbow」(windowsのCMで仕様された楽曲)や、「Beggars Banquet」収録で悪魔崇拝ともいわれた「Sympathy for the Devil 」、「Street Fighting Man」など40周年ベストアルバムで収録された楽曲など多岐に渡って、テイラー時代はいわゆる黄金期と言われた。
72年の「Exile on Main St.」(邦題は「メインストリートのならず者」)以降はキースの代名詞的な、改造されたヴィンテージのフェンダーテレキャスターも登場した。
その後、74年にテイラーが脱退すると、フェイセズのギタリストであったロン・ウッドが加入し、初来日までのメンバーラインナップとなる。
なお、初来日は当初70年代に予定されていたが、度重なるメンバーの麻薬常習により初来日が叶うのは1991年である。
また初来日であった「スティール・ホイールズ」ツアーであったが、その直後オリジナルメンバーであるベーシストのビル・ワイマンがバンドを脱退していたことが公式に発表されたのは2年後の1993年である。
その後はアルバムをリリースする度に来日公演を行った。
また、2014年の来日の際には、元BOOWYのギタリストである布袋寅泰氏をゲストに招いてプレイした事も知られている。