昭和歌謡というジャンルを生み出した、9mm Parabellum Bulletの魅力とは
邦楽ロックに今やなくてはならない存在といえるロックバンド "9mm Parabellum Bullet"について紹介します。
2004年に神奈川県で結成され、2007年「Discommunication.e.p.」でメジャーデビューを果たした彼等は、昭和歌謡とロックを融合させた楽曲で一躍注目アーティストに躍り出ることになりました。
ハードコアやインディーロック、オルタナティブロックで硬派なロックチューンを生み出したかと思うと、「泣き」や「くずし」といった昭和歌謡に多く見られる技法を随所で使用することが特徴です。
様々なジャンルを融合させたメロディは混沌となりやすいですが、その音作りは緻密であり繊細そのものです。
Gt.滝善充の弾丸のようなメロディ、Ba.中村和彦の高速のうねり、Dr.かみじょうちひろの的確ながら激しいドラムコード、そのすべてを一つに統括するVo.菅原卓郎の歌声。
どれもが他のロックバンドでは扱わないリフレインであり、聴く人の "ロックが聴きたい"と欲する想いを満たしてくれます。
普段、硬派なロックバンドを聴かないという人も9mm Parabellum Bulletの歯切れのいい音作りには魅了されること間違いないでしょう。