コードギアス 反逆のルルーシュR2 / Code Geass: Lelouch of the Rebellion R2

コードギアス 反逆のルルーシュR2 / Code Geass: Lelouch of the Rebellion R2

サンライズ制作によって放送されたダークヒーローアニメの続編。現実とは異なる世界線で、母国に捨てられた皇子・ルルーシュが、テロリストの仮面をかぶり、”ギアス”という名の超能力を駆使して復讐劇を開始する。だが前章にて、ルルーシュは親友だったはずの男に売られ、記憶を失ってしまった。彼が記憶を取り戻し、野望を現実にした時、世界はかつてない変革を迎える。

コードギアス 反逆のルルーシュR2 / Code Geass: Lelouch of the Rebellion R2のレビュー・評価・感想

コードギアス 反逆のルルーシュR2 / Code Geass: Lelouch of the Rebellion R2
10

壮絶な結末

本作品は、前作「コードギアス 反逆のルルーシュ」の続編です。物語は、ルルーシュが記憶を消され、普通の学生として過ごしていたところから再び始まります。ブリタニア帝国との戦いを再開するR2は、ルルーシュの過去の決断と、その結果がもたらすさらなる混乱をテーマにしています。

最も印象的な要素は、ルルーシュと宿敵であり友人でもあるスザクとの関係の進展です。前作で交錯した彼らの運命は、R2でさらに激化します。スザクはナイトオブセブンとしてブリタニアに忠誠を誓い、ルルーシュの行動を阻む役割を担いながらも、内心では彼の行動や過去に葛藤を抱えています。この2人の友情と敵対関係が、物語全体の緊張感を高め、視聴者に複雑な感情を抱かせます。

さらに、R2では新たなキャラクターや勢力が加わり、物語はさらに複雑化します。特に、シャルル皇帝やシュナイゼルとの対決は、ルルーシュの計画が一歩進むごとにスリリングな展開を生み出します。シュナイゼルとの心理戦は、まさにルルーシュの天才的な策略家としての一面を最大限に引き出し、視聴者を引き込む要素となっているのです。

また、ルルーシュが持つ「ギアス」の力も進化し、彼が直面する選択はより過酷なものとなります。彼のギアスが暴走し、予想外の結末を招く場面では、彼が抱く理想とその手段に対する疑問が深まります。最終的にルルーシュは、世界を変えるために自らが犠牲になる道を選ぶことになりますが、その決断は視聴者に深い感動を与えると同時に、彼の行動の是非を問いかけます。

クライマックスである「ゼロ・レクイエム」は、シリーズ全体を締めくくる圧倒的なフィナーレです。ルルーシュが自らを世界の敵に仕立て上げ、その死によって世界に平和をもたらすという計画は、まさに彼の複雑なキャラクターを象徴しています。彼が背負う罪と、その結末に至るまでの一連の行動は、多くの視聴者にとって衝撃的であり、強い余韻を残すのです。

コードギアス 反逆のルルーシュR2 / Code Geass: Lelouch of the Rebellion R2
9

ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアについて

母の暗殺事件後、妹ナナリーとともに政治取引材料として日本に送られたブリタニアの元皇帝は「ランペルージ」と名乗り、一市民として生活していた。しかし妹が安心して暮らせる場所を求め、皇帝への反逆を決意。CCと契約し、絶対の力「ギアス」を手に入れ黒の騎士を結成し、総司令「ゼロ」として冷静に行動します。一方、イレギュラーな事態や人情に弱い部分も持ちあわせているキャラクターで、ナナリーが笑って暮らせる世界であることが、10歳の枢木家に預けられた時からのルルーシュの望みなのです。
ルルーシュのいいところは、優しいくてかっこよく、そしてセクシーなところ。ルルーシュに直接聞けるチャンスがあるなら、「なんで死ぬ道を選んだの」って聞いてみたい。ルルーシュのナナリーに対しての愛情は、妹としてじゃなく恋人として見てたんだろうなって思いました。
ルルーシュのことが大好きだったシャーリは、ルルーシュの罪を許して死んでいきました。私は好きな人に父親を殺されて許してあげられるのか、疑問に思ってしまいました。
とにかくルルーシュがすてきすぎる。優しいルルーシュの周りは人であふれていて、めちくちゃモテモテでした。

コードギアス 反逆のルルーシュR2 / Code Geass: Lelouch of the Rebellion R2
10

物語の展開が予測不可能。主人公がかっこいい

主人公のルルーシュが、ブリタニア帝国をどのように攻略していくのか、それが想像していた以上にびっくりしました。
前作は、ZEROとして活動していたので、今作もZEROでいくのかと思いきや、まさかのブリタニア帝国を乗っ取るという展開になる。ギアスをうまく巧みに使い戦いに勝利したり、駆け引きしたり、その堂々としている姿はいつ見てもすごいなと感じます。スザクやc.c.と共に活動し、全世界をルルーシュの敵にしてブリタニアを破壊し、世界平和を目指すなんて考えても実行に移そうなんてできない。そんなところに、この作品の凄みというか面白さがあって好きです。
また、この作品にはいくつもの名言があって、それが本当に胸にくるし考えさせられます。例えば「打っていいのは打たれる覚悟のある奴だけだ」は、現実世界でも言えると思います。悪口をいう人は悪口を言われてもそれに対して反論はできないし、何かを言ったり行動したりするには、必ず責任が伴うということ、それをこの作品のこの主人公から改めて学んだと言っても過言ではないです。ただただかっこいいルルーシュやスザク、可愛いカレンやc.c.と思われる人もいますが学べること、考えさせられること、感動することたくさんありまだ見てない人は見てほしいです。

コードギアス 反逆のルルーシュR2 / Code Geass: Lelouch of the Rebellion R2
10

ラストは感動すること間違いなしです。最高のアニメです。

このアニメはコードギアス反逆のルルーシュの二期ですので、前作を視聴したほうが楽しめます。この作品は前作のラストで銃をスザクに突き付けられたルルーシュが銃で撃たれてしまいます。にもかかわらずルルーシュが生きていたところから始まります。ルルーシュはルルーシュの父の能力で偽りの記憶とともに弟ロロ・ランぺルージを与えられ学園アッシュフォードに通って、平穏な日々を過ごしていました。そんなある放課後、ロロ・ランペルージと一緒に賭けチェスをバベルタワーでしていたところ、賭けに負けた黒のキングがメンツを潰され逆上しルルーシュをイカサマ呼ばわりし殺そうとしてしまいます。そこを黒の騎士団がルルーシュを助けるためバベルタワーを襲撃します。そのあとCCと出会いルルージュの父から奪われた記憶を取り戻し、最愛の妹が家族にいた記憶を思い出し、妹のポディションにいた弟ロロ・ランペルージをぼろ雑巾のように使い捨て、殺してやろうと決意するのでした。という内容です。この作品はラストが素晴らしく、ロロ・ランペルージがルルージュのために死ぬのですが、あまりに献身的な行動にルルージュも最初のころはぼろ雑巾のように使い捨てしてやると言っていたんですが、死ぬのを止めようとします。また音楽も素晴らしく、幻想的な音楽を使用しており、視聴者の涙を誘います。とにかく面白い作品ですのでお勧めします。