ダンジョンの中のひと

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ダンジョンの中のひとのレビュー・評価・感想

ダンジョンの中のひと
9

ダンジョン×癒し

人気が高い「ダンジョン」系の今作品。
主人公の「クレイ」は全10階層のダンジョンの9階層に到達した。階層を進めるにはそのフロアのボスを倒さないといけないのだが、並の冒険者は7階止まりで9階まで来たことは偉大なことである。
そもそもなぜ「クレイ」はダンジョンを進んでいるのかというと、このダンジョンに足を踏み入れて帰ってこない父親を探すためであった。
「9階まで来ても出会えないということは父は10階層にいるに違いない」と「クレイ」は考え、ダンジョン踏破を目指していた。そんな矢先、ダンジョンの壁が崩れてダンジョンの裏側を目撃する。
そして現れたのはダンジョンの運営を名乗るかわいらしい少女の「ベル」。そんな「ベル」にダンジョン運営のお手伝いとして雇われた「クレイ」が、引き続きダンジョン踏破を目指したり、お仕事(宝補充やお片付け)をしたりする。
ダンジョン踏破ということで殺伐とした印象を持つかもしれないが、モンスターたちは死んでも宝石が身代わりとなるため他作品と比べれば平和であるし、「ベル」がのんびりとした雰囲気を持つため読者ものほほんとした気持ちになれる。
日常ものではない作品で癒しを得たいという方には「ダンジョン×癒し」の今作品をぜひともおすすめしたい。

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