魔法使いの約束 / まほやく

魔法使いの約束 / まほやくのレビュー・評価・感想

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魔法使いの約束 / まほやく
10

ストーリーを楽しみたい方にお勧め!!

『魔法使いの約束』、略して「まほやく」は総勢21人の個性豊かな魔法使い達と心を繋ぐ「育成ノベルゲーム」です。今まで幾つかのソシャゲをして飽きてやめてしまっていた私ですが、とてもハマっています。
私がソシャゲでいつも飽きてしまう要因がストーリーで、長い話だと途中で最初のほうのストーリーの内容を忘れ、長すぎて途中で飽きてしまっていました。しかし、「まほやく」はストーリーがかなり作りこまれていてとても面白いです。
カテゴリーは乙女ゲームとなっていますが、恋愛要素はほとんどありません。若干腐向けな気がします。しかもキャラクター一人ひとりの物語、キャラクター同士の関係性、私たちプレイヤー(賢者)とキャラクターの関係性などの細かい部分の作りこみがすごいです。メインストーリーやキャラクターのカードストーリーを追っていくと、それまでの伏線がしっかり回収されたり、新しい情報が入ったりしてストーリーの奥深さに感動すること間違いなしです。メインストーリーはなんとボイス付きで進めることができるので、今までのソシャゲに飽きてきた、他と違う乙女ゲームがしたい人にお勧めしたいです。

魔法使いの約束 / まほやく
9

月に愛された「まほやく」の世界がついに舞台化!銀河劇場で繰り広げられる新作

舞台『魔法使いの約束』は、女性向けスマホゲーム制作をしている株式会社colyの制作している魔法使い育成ゲーム「魔法使いの約束」通称まほやくを2.5次元として舞台化したもの。まほやくのメインストーリー第1部を3章に分け、第1章が初演となる。
2.5次元とだけあって、実際にゲーム内衣裳を着たキャラクターや出てくる小道具が細かく作られている。勿論役者はキャラクターに似ているのだが、仕草や目線、実際に台詞のない場面でも、そのキャラクターらしさが感じられる。
魔法使いといえば、箒で空を飛び、魔女狩りとなると火炙りの刑が有名だ。魔法要素を多く含むまほやくは、ゲーム内に出てくる設定や魔法を、上手く舞台セット・プロジェクションマッピング、照明や音響を用いて表現している。舞台の裏方スタッフがまさに魔法使いといっても過言ではない。
機械の力以外に、POW-ers(パワーズ)と呼ばれるアンサンブルの方々が、メインキャラクターや魔法を引き立てている。すでに誰がパワーズとして配役されているのか公開され、兵士や町の人々は勿論のこと、メインキャラクターのダミー(代役)や時には魔法まで表現する。配役される役者によってアクロバットやヒップホップ、バレエなど特性が違い、沢山の表現に長けている。
沢山のスタッフによって魔法が生み出されている、舞台『魔法使いの約束』通称まほステ。演出の、ほさかよう氏は2.5次元を多く手掛けている演出家だが、これまでにないほどのメンバーの仲の良さ、成長に驚いていると自身のSNSで悟っている。収録された映像は各種レンタルサイト、アニメイト等で販売されており、コンテンツの中には隠しコマンドもあるため、ぜひ探してみてほしい。
まほやくを知らない方でも、舞台『魔法使いの約束』第1章を見れば基礎がわかるので、ぜひおすすめしたい。