月に愛された「まほやく」の世界がついに舞台化!銀河劇場で繰り広げられる新作
舞台『魔法使いの約束』は、女性向けスマホゲーム制作をしている株式会社colyの制作している魔法使い育成ゲーム「魔法使いの約束」通称まほやくを2.5次元として舞台化したもの。まほやくのメインストーリー第1部を3章に分け、第1章が初演となる。
2.5次元とだけあって、実際にゲーム内衣裳を着たキャラクターや出てくる小道具が細かく作られている。勿論役者はキャラクターに似ているのだが、仕草や目線、実際に台詞のない場面でも、そのキャラクターらしさが感じられる。
魔法使いといえば、箒で空を飛び、魔女狩りとなると火炙りの刑が有名だ。魔法要素を多く含むまほやくは、ゲーム内に出てくる設定や魔法を、上手く舞台セット・プロジェクションマッピング、照明や音響を用いて表現している。舞台の裏方スタッフがまさに魔法使いといっても過言ではない。
機械の力以外に、POW-ers(パワーズ)と呼ばれるアンサンブルの方々が、メインキャラクターや魔法を引き立てている。すでに誰がパワーズとして配役されているのか公開され、兵士や町の人々は勿論のこと、メインキャラクターのダミー(代役)や時には魔法まで表現する。配役される役者によってアクロバットやヒップホップ、バレエなど特性が違い、沢山の表現に長けている。
沢山のスタッフによって魔法が生み出されている、舞台『魔法使いの約束』通称まほステ。演出の、ほさかよう氏は2.5次元を多く手掛けている演出家だが、これまでにないほどのメンバーの仲の良さ、成長に驚いていると自身のSNSで悟っている。収録された映像は各種レンタルサイト、アニメイト等で販売されており、コンテンツの中には隠しコマンドもあるため、ぜひ探してみてほしい。
まほやくを知らない方でも、舞台『魔法使いの約束』第1章を見れば基礎がわかるので、ぜひおすすめしたい。