馬屋古女王

馬屋古女王

『馬屋古女王』(うまやこのひめみこ)とは、山岸凉子による歴史漫画『日出処の天子』の続編として制作された短編漫画。『LaLa』(白泉社)の1984年11月号に読み切りとして発表されたが終末まで掲載されず、『月刊ASUKA』(角川書店)の1985年8月号にて再掲載、9月号にて未掲載分の発表を行い、全編完結となった。
『日出処の天子』から約20年が経過した世界が舞台となっており、厩戸王子や膳美郎女が亡くなったところから物語は始まる。厩戸と膳美郎女の娘である馬屋古女王は、厩戸そっくりの容貌と超能力を受け継いでいたことから、先天的な障がい者として15年間軟禁されていた。両親の葬儀に出席するために山背大兄王子によって解放されるが、それ以降上宮王家には不穏な兆しが見え始める。上宮王家と謳われた厩戸一族の滅亡の始まりが描かれた作品である。

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