モンスターハンター(映画)

モンスターハンター(映画)のレビュー・評価・感想

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モンスターハンター(映画)
1

ゲームファンにほどオススメ出来ません

アクションゲームである『モンスターハンターシリーズ』が原作の映画。ですが、ゲームに登場するモンスター、装備品、キャラクターが出てくるだけ。作中に登場するモンスターも、何故そのモンスターなのか腑に落ちる描写が無く、キャラクターについても、主演のミラ・ジョヴォヴィッチはオリジナルキャラで、現地人はモンスターハンターシリーズの様々なタイトルから1人ずつ引き抜いて置いてあるような感じで、統一感がありません。
ミラ・ジョヴォヴィッチが演じるキャラクター一行が現実世界からモンスターハンターの世界へワープしてしまうという導入なのですが、ゲームにはそのような話はありません。ストーリーも、モンスター対人間というより現地人対ミラ・ジョヴォヴィッチの要素が強く、モンスターとの戦闘はオマケ程度のような印象でした。
また、モンスターはまるでエイリアンのようなおどろおどろしい描写で、ゲームで見られた小型モンスターに対するコミカルさは皆無です。また、ミラ・ジョヴォヴィッチが現実世界に帰還する際にモンスターもやって来て襲い掛かってくるのですが、現地の武器でしか対抗出来ないと学んだはずなのに現実世界の銃器で対抗しようとしたりと、何から何まで破綻しています。
全くおすすめ出来ない映画です。

モンスターハンター(映画)
7

大人気ゲームを実写映画化!映画「モンスターハンター」はおもしろいのか

USJでも体験型アトラクションとして採用されるなど、大人気ゲームである「モンスターハンター」がついに映画になった。2021年公開のこの映画の主演を務めるのは、「バイオハザード」などで有名なミラ・ジョヴォヴィッチ。モンスターを狩るという非現実的な世界観のゲームを一体どのように映画にしたのか。ストーリーはこうだ。
ミラ・ジョヴォヴィッチ演じる軍人アルテミスは部下たちと砂漠での任務中に巨大な砂嵐にのみこまれてしまう。気を失っていた彼女らが目を覚ますと、そこは未だかつて見たこともないような超巨大モンスターが生息する世界だった。自分たちの持つ武器では太刀打ちできず、途方に暮れるアルテミスが出会ったのはそのモンスターを倒す術を持つハンター達だった。自分の世界に戻るため、アルテミスはハンターと協力し、モンスターを倒そうと奮闘するのであった。
軍人がモンスターのいる世界に飛ばされて戦うという「モンスターハンター」が主人公の話ではなかったため、ゲームの世界観を色濃く描いている作品とは言えなかった。そこは少し残念である。
所々にゲームで見たことのあるようなシーンが登場するが多くはない。ゲームの世界観を求めている人にはあまりおすすめできないかもしれない。しかし、ミラ・ジョヴォヴィッチやハンターはかっこいいし、モンスターとの戦いもなかなかの迫力でアクション映画、パニック映画としてみるのには十分楽しめるのではないだろうか。
アクション映画が好き、ミラ・ジョヴォヴィッチが好きという人はゲームのモンスターハンターにとらわれずに1度鑑賞してみてほしい。

モンスターハンター(映画)
5

若干ハリウッドあるあるとかみ合ってなかった人気ゲーム映画化作品

大ヒット狩猟ゲーム「モンスターハンター」をハリウッドで実写映画化した作品で、監督がポール・W・S・アンダーソン、主演がミラ・ジョボヴィッチの「バイオハザード」シリーズの夫婦という事でも話題になった。突然モンスターが蔓延る異世界に迷い込んでしまったエリート軍人のサバイバルが描かれるストーリーです。世界的にも大ヒットを記録している「モンハン」の映画化となった本作ですが、実際のところは賛否両論な結果になってしまいました。リオレウスやディアブロスなどゲームでおなじみのモンスターが登場してド派手なバトルを展開するのはよいものの、アメリカ軍を絡ませるあたりが良くも悪くもハリウッド映画らしいです。米軍の兵器はモンスターの前では無力というネタをやりたかったのは判る一方、モンハンらしさが欠けてしまったのも事実です。一般層を狙ったのは判る反面、モンハンは熱心なファンも多いシリーズなので、奇をてらわずにファンムービー的な作品でもよかったのでは?とも感じられました。一方でバイオハザード同様ミラ無双ぶりは本作でも健在で、むしろ舞台をモンハンの世界に置き換えたバイオハザードの別シリーズ?みたいな見方もできるかもしれません。