ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~

ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~

『ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~』とは、2020年に一迅社ノベルズより出版された中村颯希による中華ファンタジー小説、およびそれを原作とした尾羊英作画のコミックスである。雛女(ひめ)と呼ばれる皇帝のための、皇后候補となる高貴なる娘たちの一人、黄家の雛女である主人公玲琳(れいりん)は、病弱ではありながら、殿下の胡蝶ともてはやされ、殿下の愛を一身に受けていた。しかし、それをねたんだ宮中一の嫌われ者、朱家の雛女である慧月(けいげつ)によって塔から突き落とされ、玲琳に成り代わりたいという彼女の願いによって互いの身体を入れ替えられてしまう。気がつけば、玲琳は慧月の姿になっていた。牢に入れられ、死刑を宣告されると思いきや、病弱であった頃の鋼メンタルを利用して、その逆境を次々とはねのけていく玲琳。入れ替わりの事実は不思議な術によって話せないものの、慧月の健康な身体を手に入れ、玲琳は喜びの内に日々を暮らしていく。そしてこの顛末の真の黒幕を突き止め、おいつめる玲琳は、自分を殺そうとした慧月との友情も生まれ、大逆転勝利を収める。大人気中華後宮入れ替わり譚。

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