覆面系ノイズの魅力
きらきらひかる お空の星よ。
誰もが知ってるきらきら星を、子供であるニノとモモが楽しそうに歌うシーンからはじまります。
舞台は数年後、主人公であるニノは 行方不明のモモにいつか届くように、由比ヶ浜の海に向けて歌い続けています。
女子高生になったニノは、子供の頃に出会ったユズと再開し軽音部に入ります。すると驚くことに、軽音部の部員は 人気覆面バンド「イノハリ」のメンバーだったのです。
ニノの猟奇的な程魅了する歌声に、ユズはイノハリへ入れることを決意し、同じ頃に行方不明だったモモが同じ学校に通っていて、イノハリのライバルである「黒猫」と言うバンドの一員だったことがわかります。
覆面系ノイズの魅力としては2つ。
ニノを取り合ってのユズ、モモとの三角関係です。
流石高校生、甘酸っぱく うまくいかないことだらけだけどそれでもそれぞれが折れずに進んでいきます。
もう1つは、各ライブシーンです。学校での軽音部としてのライブシーン、イノハリとしてプロの場でのライブシーン。
毎度ニノの歌声が紙面上から聴こえてくる感覚に陥ります。
漫画という事もあり、音のないライブシーンでは伝わらないのでは?と思うかもしれませんが、音がないからこそ ニノの心からの叫びの歌が聴こえてくるようにおもいます。
映画で実写化もされましたが、漫画でのニノの歌を表現し切れていないなと個人的にはかんじました、、
音楽、バンドをやっている人には特に、是非一度読んで欲しい作品となっています。