続・猿の惑星 / Beneath the Planet of the Apes

続・猿の惑星 / Beneath the Planet of the Apesのレビュー・評価・感想

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続・猿の惑星 / Beneath the Planet of the Apes
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続・猿の惑星

猿の惑星の思わぬ大ヒットで、おそらく有頂天になったのでしょう。何を勘違いしたのかそれともお金に目がくらんだのか、何とも安易な続編を作ったものです。あの名作である1作目に泥を塗ってしまった、哀れなプロデューサーが作った哀れな作品です。
物語は、あの衝撃なラストシーンから始まります。が、いかんせんストーリーが雑というかいい加減で見ていて馬鹿らしくなってきます。よくこんな作品に、会社はゴーサインを出したものだと呆れるばかり。
この頃からハリウッドはおかしくなったのかもしれません、金になれば何でもいいと勘違いしだしたのかもしれません。そういう意味では記念すべき1作目といえるでしょう。ハリウッドの闇、あるいは病気と言えるのかと思います。とにかくストーリーがご都合主着で、このシナリオライターは、その後この世界で生きていけたのでしょうか?20世紀フォックスの負の遺産の1本です。主演は2流の俳優ジェームス・フランシスカス共演・前作からひきつづきチャールトン・ヘストン、出番はごくわずか。
内容は行方不明になった宇宙船を追ってきた宇宙船が同じ星に不時着。これからしても不自然なストーリーですが、なお一層不自然なストーリーが続いてゆく。どういうわけかサルとミュータントとの戦いになっていて、目が点になるばかり。人間がなぜミュータントになったかの説明もなく、見ている観客を置き去りにして映画は終わる。
これほどファンをバカにした作品を残した監督にあっぱれの言葉を残したい。名前は確か…忘れました。その後の監督の行方は知りません。