ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 / Fantastic Beasts: The Secrets of Dumbledore

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 / Fantastic Beasts: The Secrets of Dumbledore

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』とは2022年に公開された『ファンタスティック・ビースト』シリーズ3作目の映画。『ハリー・ポッター』シリーズと同じ魔法界を舞台とした作品で、『ハリー・ポッター』シリーズの公式スピンオフ前日譚の第3弾。主人公ニュートらに協力を要請し闇の魔法使いグリンデルバルドの陣営に対抗するチームを作ったダンブルドア。魔法界を支配しようとするグリンデルバルドの企みを阻止するため、寄せ集めの凸凹チームが魔法動物と共に戦いに挑む。ダンブルドアの過去が明かされる物語。

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 / Fantastic Beasts: The Secrets of Dumbledoreのレビュー・評価・感想

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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 / Fantastic Beasts: The Secrets of Dumbledore
7

人間の葛藤が複雑に描かれた作品

映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』は、『ハリー・ポッター』シリーズの原作者であるJ.Kローリングによって生み出された作品です。この作品は『ファンタスティック・ビースト』シリーズの3作品目にあたります。
魔法の世界を舞台にしたファンタジー映画シリーズの一編であり、魔法動物学者であるニュート・スキャマンダーを中心に展開される物語です。『ハリー・ポッター』シリーズが好きな人は必見の映画です。

本作は魔法界の闇と光、魔法動物たちと魔法界、そして人間との関係性を描きながら、壮大なスケールで観客を魅了します。
”ダンブルドアの秘密”とタイトルにあるように、本作品を通してダンブルドアの過去が明らかになり、『ハリー・ポッター』シリーズでは見られなかったダンブルドア一族の人間味あふれる姿が描かれています。
また魔法界の政治的な緊張や、魔法動物たちと人間の共存の脆さが描かれる中で、キャラクターたちの葛藤や成長が見事に描写されています。特に敵のグリンデルバルドの巧みな話術と、人々を闇の世界に引き込むカリスマ性には私も観ていてハッとしました。
主人公のニュート・スキャマンダーは人間味あふれる魅力を持ち、魔法界の人々だけでなく観ている私も惹きつけられました。彼の笑顔と誠実な一面が物語の中で大きな鍵となり、グリンデルバルドに翻弄される魔法界を正常に引き戻してくれます。

『ファンタスティック・ビースト』シリーズといえば、可愛らしい魔法動物がたくさん出てきます。本作でも前作に引き続き、ニュートの相棒のボウトラックルをはじめとして、まるで現実世界に実在するかのような動きで物語を彩ってくれます。前作には出てこなかった新たな魔法動物も登場し、物語の内容を大きく左右していきます。

話が複雑なため魔法界の事前知識(前作との関係性など)を知っておいたり、『ハリー・ポッター』シリーズを観ておくとより楽しめる作品です。

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 / Fantastic Beasts: The Secrets of Dumbledore
10

ダンブルドアの謎が明らかに

ファンタスティック・ビーストシリーズの第三作目の今作は、第一作・第二作で生まれた疑問がスッキリする作品です。特に、ダンブルドアに関して新たな事実が明らかになります。クリーデンスがアルバスの弟アバーフォースの息子だったのです。さらに、アルバスの妹アリアナがオブスキュリアルであることも明らかになりました。アリアナという謎に満ちた存在や、アルバスやグリンデルバルドの青春時代について明らかになったことで、その後のハリーポッターシリーズにおけるアルバスの行動までの筋道が通ります。
また、今作では戦闘シーンが比較的多く魔法使いの本気を感じられます。ファンタスティック・ビーストでは、登場する魔法使いのほとんどはMACUSAや魔法省、そして闇の魔法使いという一流の魔法使いですので、ハリーポッターとは一味違う本気の戦いを見ることができます。
さらに、今作ではゲラート・グリンデルバルド役がマッツ・ミケルセンに変わりました。前作までのジョニー・デップのカリスマ性溢れるグリンデルバルドとは違って、狂気と迫力のあるグリンデルバルドという印象です。今作はグリンデルバルドのシーンが多く、マッツ・ミケルセンならではの色気と品を感じることができますので非常におすすめです。

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 / Fantastic Beasts: The Secrets of Dumbledore
8

やっと観れた「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」

ファンタスティック・ビーストシリーズをはじめて観たのは、旅行中の飛行機の中だった。
それからドハマリし、今回の「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」の公開を知ったときからとても楽しみにしており、地元の公開日の次の日に鑑賞。結果、最高によかった。
このシリーズは、雰囲気はハリーポッターらしくダークな中にユーモアや笑いも練りこまれており、とても好きな作品。
登場人物や動物キャラもキャラクターがそれぞれたっていて、好きなキャラクターを見つけるのも楽しい。
唯一のマグル、ジェイコブなど、前作までの登場人物も登場し、ファンにはたまらない内容だろう。
ペンダントや杖など、出てくるアイテムも見ているだけでわくわくしてくる。
もう一度さかのぼって前作までを再度見て、こちらの作品も再度観にいきたいほど気に入っている。
新キャラクターのグリンデルバルドも悪役だがかなりかっこいい。マッツ・ミケルセンはドクターストレンジ同様、魔法使いの役がとてもよく似合う。
最後は以外に感動シーンもあり、完全に予想以上のものだった。
雰囲気や服装、魔法道具、音楽、なにをとっても一流で、まるでその場にいるような錯覚になるほど。
ぜひ映画館で見るべき作品。