黄泉がえり

黄泉がえりのレビュー・評価・感想

黄泉がえり
7

挿入歌がいい。

蘇る条件が結構厳しいので、なかなか難しいよなと思いました。
なんで、あの地域だけそんなことが起きたのか?
その理由はよくわからなかったけど、なかなか面白い設定だと思いました。
柴咲コウさんの役柄がすごくいい役で好きでした。
大切な人を思って歌う、だからなのか、歌声がすごくきれいで胸にぐっとくるものがあります。
そのとき歌っていた「月のしずく」って曲です。
その歌詞がお話の内容にすごく合っていてよかったです。
また、映画の最後のほうに中学生が言っていた、亡くなった人に対する思いのセリフもすごくよかったです。
大切な人を亡くしたとき、その人にもう一度会いたいと願う、それは自然な感情です。
それが叶ってしまったら、余計悲しくなったり、いろいろ負の感情も沸いてきそうですが、この映画ではみんなおだやかになっていました。
それはちょっといいふうに描きすぎかなとも思いますが、もしかしたらそんなものなのかもしれません。
なんだか、キュンときた映画でした。
平太は、ちょっと感情の起伏が激しい感じがして、あんまり好きなキャラではありませんでした。
でも、好きな人のために、彼女の想い人をよみがえらせようと奔走したり、すごくいい人だと思いました。
ちょこちょこ気になるところもあるのですが、とても面白い映画でした。

黄泉がえり
7

死者が生き返というミステリアス要素があるラブストーリー

草彅剛さんと竹内結子さんが共演した話題作です。主人公となるのは平太で、彼の故郷では死んだはずの人間がよみがえるという現象が続いていました。それを調査するために平太は故郷に向かいます。そこで、平太の友人と婚約していた葵と再会します。実は、葵の婚約者は海で死んでいました。彼女は市役所に勤めていましたが、よみがえりの事象に平太と同様に興味を持ちます。平太が調査を進めていくと、よみがえりは、亡くした人に対する強い思いがある場合に発生するのではないかと推測します。そのうちに、蒼も亡くなってしまった婚約者が現れるのではないかと期待するのです。さらに調査を進めると、よみがえりが起こるのは限られた一部のエリアであることを知ります。そのため、死体や遺骨などがそのエリア内にないとよみがえりが起こらないことを知ります。平太は、葵に婚約者に合わせてあげたいと考えます。その後、婚約者の検体を手に入れ、葵のもとに向かいます。葵とは、彼女が好きだったRUIのライブにて待ち合わせをします。しかし、そのライブはとても人気で、大渋滞していました。平太は車を捨てて走り出します。
実は、よみがえりにはタイムリミットがあったのです。しかも、平太は葵がよみがえりであることを知っています。そのため、平太は急ぎます。
二人は落ち合いますが、なぜか婚約者はよみがえりません。この時、あおいの気持ちは元婚約者ではなく平太に寄せていました。そのため、婚約者は蘇らなかったのです。そこで、二人はお互いの気持ちを再確認します。そして、抱きしめた瞬間に葵は消えてしまったのでした。