黄泉がえり

黄泉がえり

『黄泉がえり』(よみがえり)とは、1999年に発表された梶尾真治による日本の小説作品、およびそれを原作とした実写映画作品である。原作は熊本日日新聞の連載を経て2000年に新潮社より単行本が刊行された。作者の出身地である熊本を舞台に、死んだはずの人が突如として蘇る超常現象「ヨミガエリ」をベースにして、人々の深い絆や絡み合う感情を描いたヒューマンファンタジーである。小説は一般夕刊紙での連載ということもあり当初はSF色を抑えた構成であったが、単行本化の際に加筆がなされた。後に続編である『黄泉がえりagain』も発表されている。
原作のヒットを受けて、2003年1月18日には塩田明彦監督、草彅剛主演により劇場映画化された。映画版は原作の基本設定や登場人物の名前を踏襲しつつ、SF要素を排して叙情性を重視したストーリーに脚色されている。公開当初は3週間の上映予定であったが、口コミを通じて爆発的な広がりを見せ、最終的に3か月を超えるロングラン大ヒットを記録し、興行収入30億円を超える社会現象的な成功を収めた。
物語は、熊本県阿蘇地方を舞台に、死者が蘇るという不思議な超常現象が起こるところから始まる。厚生労働省の職員である主人公・川田平太は、現象の謎を解き明かすために自身の生まれ故郷でもある現地へと赴く。「ヨミガエリ」と名付けられたこの現象は、蘇った人々と残された人々との間にさまざまなドラマを生み出し、それぞれの心に秘められていた強い思いを呼び起こしていく。やがて山中で巨大な隕石口が発見され、現象の解明に向けた研究が進められていくが、やがてその奇跡にはある切ない限界が訪れることとなる。

gavacho34h2のレビュー・評価・感想

黄泉がえり
7

死者が生き返というミステリアス要素があるラブストーリー

草彅剛さんと竹内結子さんが共演した話題作です。主人公となるのは平太で、彼の故郷では死んだはずの人間がよみがえるという現象が続いていました。それを調査するために平太は故郷に向かいます。そこで、平太の友人と婚約していた葵と再会します。実は、葵の婚約者は海で死んでいました。彼女は市役所に勤めていましたが、よみがえりの事象に平太と同様に興味を持ちます。平太が調査を進めていくと、よみがえりは、亡くした人に対する強い思いがある場合に発生するのではないかと推測します。そのうちに、蒼も亡くなってしまった婚約者が現れるのではないかと期待するのです。さらに調査を進めると、よみがえりが起こるのは限られた一部のエリアであることを知ります。そのため、死体や遺骨などがそのエリア内にないとよみがえりが起こらないことを知ります。平太は、葵に婚約者に合わせてあげたいと考えます。その後、婚約者の検体を手に入れ、葵のもとに向かいます。葵とは、彼女が好きだったRUIのライブにて待ち合わせをします。しかし、そのライブはとても人気で、大渋滞していました。平太は車を捨てて走り出します。
実は、よみがえりにはタイムリミットがあったのです。しかも、平太は葵がよみがえりであることを知っています。そのため、平太は急ぎます。
二人は落ち合いますが、なぜか婚約者はよみがえりません。この時、あおいの気持ちは元婚約者ではなく平太に寄せていました。そのため、婚約者は蘇らなかったのです。そこで、二人はお互いの気持ちを再確認します。そして、抱きしめた瞬間に葵は消えてしまったのでした。