黄泉がえり

7mkami8のレビュー・評価・感想

黄泉がえり
7

挿入歌がいい。

蘇る条件が結構厳しいので、なかなか難しいよなと思いました。
なんで、あの地域だけそんなことが起きたのか?
その理由はよくわからなかったけど、なかなか面白い設定だと思いました。
柴咲コウさんの役柄がすごくいい役で好きでした。
大切な人を思って歌う、だからなのか、歌声がすごくきれいで胸にぐっとくるものがあります。
そのとき歌っていた「月のしずく」って曲です。
その歌詞がお話の内容にすごく合っていてよかったです。
また、映画の最後のほうに中学生が言っていた、亡くなった人に対する思いのセリフもすごくよかったです。
大切な人を亡くしたとき、その人にもう一度会いたいと願う、それは自然な感情です。
それが叶ってしまったら、余計悲しくなったり、いろいろ負の感情も沸いてきそうですが、この映画ではみんなおだやかになっていました。
それはちょっといいふうに描きすぎかなとも思いますが、もしかしたらそんなものなのかもしれません。
なんだか、キュンときた映画でした。
平太は、ちょっと感情の起伏が激しい感じがして、あんまり好きなキャラではありませんでした。
でも、好きな人のために、彼女の想い人をよみがえらせようと奔走したり、すごくいい人だと思いました。
ちょこちょこ気になるところもあるのですが、とても面白い映画でした。