雪の女王

雪の女王

『雪の女王』(ゆきのじょおう、ゆきのじょうおう、デンマーク語:Sneedronningen)とは、デンマークの代表的な童話作家であるハンス・クリスチャン・アンデルセンによる名作童話である。1844年に初版が出版されて以来、世界各国で愛され続けている。スタジオジブリの宮崎駿がアニメーションを一生の仕事に決意するきっかけとなった1957年のロシア製長編アニメをはじめ、国内外で数多くの映像化や舞台化が行われている。
ある雪深い土地で仲良く暮らす少年カイと少女ゲルダ。ある日、悪魔の作った鏡の破片がカイの眼と心臓に刺さったことで、彼の性格は冷淡なものに変貌してしまう。その後、雪の女王が通りかかった際、カイは彼女のソリに連れ去られて行方不明となってしまう。カイを取り戻すため、ゲルダは単身で旅立つことを決意する。
ゲルダの長い旅路のなかでは、魔法の花園の魔女に出会って記憶を失いかけたり、王家の助けを得たものの山賊に襲われたりと様々な困難が待ち受けている。しかし、山賊の娘との出会いや動物たちの導きによって北の地へと進み続け、ついに雪の女王の宮殿へとたどり着く。そこで冷たくなったカイを見つけたゲルダが流した涙が、彼の心臓に刺さっていた鏡の破片を溶かし、カイは元の優しい心を取り戻す。二人は手を取り合って温かな故郷へと帰っていく。
本作を原作とした派生作品は多岐にわたり、ロシアをはじめとする各国で制作されたアニメーション映画のほか、ディズニーによる長編アニメ『アナと雪の女王』など大胆なアレンジを加えた作品も世界的な大ヒットを記録した。また、テレビドラマや小説、ゲームのシナリオ、バレエやミュージカルといった舞台芸術など、多様なメディアを通じて現代に至るまで世代を超えて親しまれている。

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