チャイルド・プレイ(2019年の映画) / Child's Play(2019 film)

チャイルド・プレイ(2019年の映画) / Child's Play(2019 film)のレビュー・評価・感想

New Review
チャイルド・プレイ(2019年の映画) / Child's Play(2019 film)
6

おもしろいけど、違う。

『チャイルド・プレイ』のリブート版というけど、全然違う話でした。
もともとは人形に殺人鬼の心が入っちゃってみたいな話でしたが、今回のはAIの暴走って感じです。
昔はAIとかなかったし、人形がうごくだけでおかしかったけど、今は動いても喋っても普通だから、まあ話を変えるのもいいかもしれません。
でも、あのチャッキーが見れると思っていたのに残念です。でも、このチャッキーも怖いです。
もともとの人形には制限がかけられていて汚い言葉は言えないはずなのに、彼だけ汚い言葉が言えるというのが今っぽくておもしろかったです。
あと、いい、悪いしかなくて、ちょっと持ち主を傷つけたら殺しちゃうとかが人形系ホラー漫画っぽいなと思いました。
このチャッキーはちょっとかわいそうだったなと思いました。
人形とかおもちゃとかは案外持ち主に粗末に扱われたりするから、人形が力を持ったら怖いですよね。
昔の主役は誰にも信じてもらえなくてそれがまた恐怖だったのですが、今回は友達がいて、みんなでどうすんだよみたいな場面もあり、少年探偵団みたいでした。
前の話とは全然違うけど、それなりにおもしろかったので、わざわざチャイルド・プレイの名を借りなくてもよかったのになと思いました。

チャイルド・プレイ(2019年の映画) / Child's Play(2019 film)
10

とても面白かったです

インターネットが普及された今の世の中ならではのホラーを書いた話です。
今までのチャイルドプレイとは違って、お化けのようなホラーの感じは無くなりました。
しかし、今はネット世代なので新しいチャイルドプレイは斬新でとても面白かったです。
最初にチャッキー(チャイルドプレイシリーズの主人公)がAIを搭載された人形として現れますが、その時は皆さんが不気味さを感じると思います。
しかし、映画が終わってみればその不気味さは消えていて、その恐ろしい表情すらも可愛らしく見えてしまいます。
この映画のテーマソングである「バディソング」というものがありますが、その歌も途中は不気味に感じるけれど、終わってみると頭の中に入っていて、気づいたら口ずさんでしまうような歌となっています。
この音楽も映画の魅力ですね。実際にバディソングの配信サイトのコメントを見ると高評価ばかりです。
頭から離れない、ついつい歌ってしまう、そんな人がたくさんいました。私もそうですね。
そして話の内容としては、チャッキーはAI搭載人形なので人間の話を理解して、記憶し、行動します。
主人を喜ばせるためにギャグを言ったりもします。
そこまでは可愛いのですが、チャッキーは訳あり人形で、悪いことを制御する機能が壊れていました。
そのため、持ち主の悪い部分も学んでしまいます。
主人公が見ていたホラー映画のシーンの真似をしたりして、人間を恐怖に突き落とすようになりました。
それでも憎めないのは、全てはアンディ(チャッキーの持ち主)に喜んでほしくてやっていたことだからです。
チャイルドプレイ2019非常に面白いので、ぜひ見てください。

チャイルド・プレイ(2019年の映画) / Child's Play(2019 film)
7

昔のとは違うけど

ITの製作陣が作っただけあって、凄惨なシーンとかはすごかったです。やっぱ、子どもと人形の戦いとかおもしろいなと思います。でも、昔のチャイルド・プレイは、殺人鬼の霊が乗り移ったため、可愛い人形が殺人鬼にという話でしたが、今回はAIの暴走という話でした。まあ、今の時代、普通の人形とかあまり見かけないし、男の子は買わないものなので、そういう設定にしたんだと思います。でも、やっぱり殺人鬼はでてきてほしかったなあと思いました。あの普通の人形が、どちらかといえば可愛い顔だった人形が殺人鬼が移った後すごい顔になるところがよかったのに、今回はもともとなんか不気味な顔の人形でした。それにAIの暴走って、それは全然チャイルド・プレイの話ではないと思います。人形が襲ってくるという設定だけを踏襲した別の映画として見た方がいいと思います。前述もしましたが、別の映画と思って見たら、怖いし、おもしろいです。ホラーもので、耕運機とかでてくると、もしかしてこれで!とドキドキワクワクしますが、期待通り、それを使っての凄惨なシーンも出てきました。嬉しいです。チャッキーのファンには少し不安の残る映画らしいですが、私はまあ好きな映画です。

チャイルド・プレイ(2019年の映画) / Child's Play(2019 film)
8

愛が深すぎる人形のお話

新しい「チャイルドプレイ」は今までとは違いAI人形が殺人人形になってしまう現代的なホラー映画です。ホラー映画というジャンルですがこの映画はホラーなだけではなく愛について語った映画だと感じます。内容をかいつまんで言うと主人公の男の子アンディが母親からプレゼントされたAI人形チャッキーと友達になる話です。仲良しの友達になりアンディとチャッキーは毎日一緒にあそんで過ごしていましたが徐々にチャッキーの猟奇性が見えてきます。チャッキーはたくさんの人を殺してしまいますがこれは愛ゆえの殺人です。愛があれば人を殺していいはずはありません。しかしチャッキーはアンディを自分だけのものにするために健気に頑張ります。アンディに害をなすものを殺し、仲良くしたものも殺します。そしてAI人形の特性を活かしてテレビなどを使ってアンディを孤立させようとします。アンディへの愛が深すぎてアンディを自分だけの友達にするためならなんでもするといった感じです。そして作中で歌われているバディソングがそのままエンディングで歌われるのですが、その内容も深すぎる愛を歌っていてチャッキーの可愛さが前面に出ています。あんなに可愛い人形に死ぬほど愛されるなんて羨ましいものです。ヤンデレ好きにはぜひ見てほしい作品です。