エルム街の悪夢

エルム街の悪夢

『エルム街の悪夢』(エルムがいのあくむ、A Nightmare on Elm Street)とは、1984年のアメリカの超自然的スラッシャー映画である。ウェス・クレイヴンが監督・脚本、ロバート・シェイが製作を務め、出演はヘザー・ランゲンカンプ、ジョン・サクソン、ロニー・ブレイクリー、フレディ・クルーガー役のロバート・イングランド、そして本作が映画デビュー作となるジョニー・デップが名を連ねている。1984年11月9日に米国で公開され、110万ドルの推定製作費に対して全世界で5700万ドルの興行収入を記録した。本作は批評家から絶賛され、史上最高のホラー映画のひとつと考えられており、6つの続編やテレビシリーズ、「13日の金曜日」とのクロスオーバー、その他さまざまな商品からなるフランチャイズを生み出したほか、2010年には同名のリメイク版が公開された。また、それまで映画の配給を主に行っていたニュー・ライン・シネマが初めて製作した作品のひとつであり、2008年までに同社を成功した映画スタジオへと導く契機となった。
悪夢に悩まされる女子高生のナンシーは、焼けただれた顔で指にナイフのような爪を装着した男に襲われる夢にうなされていた。それは町の子供たちが縄跳びの時に歌う数え歌に登場するフレディにそっくりだった。親友のティナの親が留守の日に、家に泊まるナンシーと男友達たちだったが、その夜にティナは切り裂かれて死に、男友達のロッドが逮捕されてしまう。殺していないと言うロッドのために、夢の中でフレディを探そうとしたナンシーは逆に殺されかけ、その後ロッドは留置場で自殺に見せかけて殺されてしまう。ナンシーの母親は、フレディが昔この町で20人の子供を殺し、町の人々に追い詰められて焼き殺された男であり実在したのだと打ち明ける。ナンシーは男友達のグレンの手を借りて、フレディを夢の中から引きずり出そうと計画するが、グレンは眠ってしまいフレディに殺されてしまう。全ては夢だと看破したナンシーの前にフレディは消え、ティナたちが生きている明るい世界に戻ったかのように見えたが、その世界にもフレディが現れ、悪夢は続いていくのだった。

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エルム街の悪夢のレビュー・評価・感想

エルム街の悪夢
10

視聴者を悪夢に引き込む流れが綺麗な、とても良質なホラー映画でした。

悪夢という名のフレディの世界に、フレディの殺しのターゲットの高校生と、映画の視聴者を逃げられない恐怖に取り込む導入がすごい滑らかでした。学校での授業中や図書館やお風呂、ふとした隙をついてうたた寝をしたらフレディに襲われます。この繰り返しが多かったけれど、すぐには襲わずフレディの因縁の地である幼稚園や燃え盛る工場の中へ迷い込ませて、じわじわと追い詰める襲撃のバリエーションが多くて、気持ちよく視聴者の切迫感を煽ってくれるように作りこまれているのが、大変魅力的な演出だと思いました。

さらにフレディはターゲットの高校生が起きていても、現実と悪夢を混ぜて見せるのが得意なようです。彼氏の葬式でフレディと関わった過去の記憶の中の幼き日の女子高生の姿を見せたり、フレディに殺された人が血まみれで笑って立っていたり、起きて活動しているのに人を夢に引きずり込んで死にかけさせるなど、説明のしづらい恐怖が多くて、その恐ろしさが心地よかったです。さらにフレディは現実と非現実を行き来できる存在でもあるようで、彼のお気に入りであるナンシーとその彼氏との闘いでフレディは現実に逆に引っ張られて倒され、ハッピーエンド…かと思いきや、命が絶えるギリギリのところで夢の世界に逃げ込んだのか、彼はナンシー宅の鏡に映り、ナンシーの母に大けがを負わせたうえに鏡(イコール夢?)の世界に引きずり込んでしまいました。続編作ります、まだ終わっていませんというメッセージがある映画を見てきましたが、とても自然な流れになるように作られたナンシーと視聴者を安心から絶望に叩き落した最後のどんでん返しも、この映画の魅力だと思いました。

エルム街の悪夢
7

第1作目はなかなか怖い

ジェイソンと並ぶシリアルキラー、フレディの第1作目です。ナンシーといううら若き女性は夢の中でフレディに追い回され、困っていました。そして、夢かなとおもっていたら、実際に人が殺されるようになり、自分もと恐怖を感じるという話です。フレディは、ジェイソンとは違い、なんか元気だし、下はペロペロだし、鉤爪だし、なんか気持ち悪いです。そして、彼が呪いになってしまった経緯ももともと人殺しで街のみんなにより私刑になったことが原因で、どうしようもないやつです。でも、根強い人気のあるキャラで、エルム街の悪夢はシリーズ化します。やっぱり、あれですかね。無類の女好きでセクハラばかりしているところがうけたのでしょうか。見た目も鉤鼻とかボロボロのボーダーとかとても、個性的でいいと思います。夢かと思ったら、現実だったという話は今となっては珍しくもないのかもしれませんが、当時は新しい話だったのかなと思います。ナンシー役の役者さんはなかなか美少女で彼女がパジャマ姿で逃げるのとかは見ていてなかなかですし、有名どころでいえば、ナンシーの恋人役で若い頃のジョニー・デップが出ています。フレディというと、ジェイソンvsフレディなど、今ではキワモノ扱いかもしれませんが、第1作ではまだまだ怖い化け物ですので、一度見てみることをオススメします。