着信アリ

着信アリのレビュー・評価・感想

着信アリ
6

大げさすぎる演出がちょっと

自分の携帯に電話がかかってきて、死ぬという話です。大体の人が携帯を持つようになったころに作られた映画で、みんなの身に起きそうなこともあって流行ったのかなと思います。留守番電話に残っている自分の音声と同じことを言うと死ぬみたいなことだったのですがそれに気がついてるのに、同じことを言ってしまうところとか、なかなかこわい演出だなと思いました。呪いの正体は、貞子よりも若い、というか子どもの美々子ちゃんでした。妹をわざと傷つけたり、よくないこだったけど、それは母親の愛情を求めてのことだし、適切なカウンセリングを受けさせるべきだったのに母親がひどいなと思いました。貞子といい、美々子ちゃんといい、切ない過去の持ち主が怨霊になるという展開も悲しいし、彼女らが成仏するという最後も作ってほしいなあと思いました。なんかうかばれないなと思ってしまいました。あんまりなところもあって、葬儀屋がなんか人の死体に詳しすぎてこわいし、失礼だし、柴咲コウの友達の死に方がちょっとダイナミックすぎて嘘くさかかったです。映画の盛り上がりとして、いろいろおおげさにするのもわかりますが、もっと現実ちっくにした方が怖かったと思います。

着信アリ
5

呪いの電話ってこわい

携帯に自分の番号からの予告電話がかかってくるという話でした。携帯によくわからない電話かかかってくるというのは、ありそうだし、なかなかこわい設定だなと思いました。一度、予告を聞いてるのだから、気をつけられそうなのに死からは逃げられないというのはこわいなと思います。自分に呪いの電話かかかってこないように友達の携帯から番号を消すとか、人の弱い面が出ていて面白いなと思いました。呪いの正体の子どもも、妹にひどいことをしていたけど、まだ子どもだし母親の愛情が欲しかったんだろうと考えるとなかなかかわいそうです。話としてはおもしろかったですが、ひとが死ぬところはなんかはっきり写しておらず、それはしかたのないことなのかもですが、なにをやっているのはよくわかりませんでした。それに、最初、呪いの正体が子どもではなくその母親と思って行動するのですが、その母親の死体を見つけるまでとかちょっと長いなと感じました。こわくないわけではないのですが、ちよっとテンポが悪いというか、少し入り込めない感じです。それでも、携帯をほとんどの人が持つようになった時代にあったホラーだったなと思います。主役の堤真一もかっこよくて素敵でした。柴咲コウはちよっとうるさい感じでした。

着信アリ
5

携帯が出始めの話?

携帯電話に、死の予告電話がかかってくる…。この映画が公開された当時、怖い話だなと思った記憶があります。そのときはスマホなどなかったし、着信も人ごとに変えたりするような時代でしたので、不気味な着信音とかすごく時代にあったホラーだったなと思います。映画で使われてる着信音は、怖いと言うより不気味な感じで当時、これはなんの曲やねん、オリジナルかと思いました。後日、他のテレビでも使われていた音なので、オリジナルではないようです。おもしろいなと思ったのは、留守番電話に自分の声が入っていて、そのセリフを言った直後に死ぬところです。いつそのセリフを言うのかなとドキドキして見れます。話のオチは、虐待とか姉の妹ばかりお母さんに可愛がられてみたいな嫉妬などがあって、ちょっと暗いです。お母さん役の役者さんは2時間サスペンスとかでよくみる人で、不幸顔というか、とにかく役があっていました。当時は怖いなと思っていましたが、今見てみると、話がそれほどまとまっていないし、葬儀屋が死体の死因を述べたり、不自然なところも多いし、柴咲コウの演技もちょっとなあと思うところもあります。粗のある作品ではありますが、まあ怖いし、現代的なホラーということで、普通評価にしました。