大げさすぎる演出がちょっと
自分の携帯に電話がかかってきて、死ぬという話です。大体の人が携帯を持つようになったころに作られた映画で、みんなの身に起きそうなこともあって流行ったのかなと思います。留守番電話に残っている自分の音声と同じことを言うと死ぬみたいなことだったのですがそれに気がついてるのに、同じことを言ってしまうところとか、なかなかこわい演出だなと思いました。呪いの正体は、貞子よりも若い、というか子どもの美々子ちゃんでした。妹をわざと傷つけたり、よくないこだったけど、それは母親の愛情を求めてのことだし、適切なカウンセリングを受けさせるべきだったのに母親がひどいなと思いました。貞子といい、美々子ちゃんといい、切ない過去の持ち主が怨霊になるという展開も悲しいし、彼女らが成仏するという最後も作ってほしいなあと思いました。なんかうかばれないなと思ってしまいました。あんまりなところもあって、葬儀屋がなんか人の死体に詳しすぎてこわいし、失礼だし、柴咲コウの友達の死に方がちょっとダイナミックすぎて嘘くさかかったです。映画の盛り上がりとして、いろいろおおげさにするのもわかりますが、もっと現実ちっくにした方が怖かったと思います。