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携帯が出始めの話?
携帯電話に、死の予告電話がかかってくる…。この映画が公開された当時、怖い話だなと思った記憶があります。そのときはスマホなどなかったし、着信も人ごとに変えたりするような時代でしたので、不気味な着信音とかすごく時代にあったホラーだったなと思います。映画で使われてる着信音は、怖いと言うより不気味な感じで当時、これはなんの曲やねん、オリジナルかと思いました。後日、他のテレビでも使われていた音なので、オリジナルではないようです。おもしろいなと思ったのは、留守番電話に自分の声が入っていて、そのセリフを言った直後に死ぬところです。いつそのセリフを言うのかなとドキドキして見れます。話のオチは、虐待とか姉の妹ばかりお母さんに可愛がられてみたいな嫉妬などがあって、ちょっと暗いです。お母さん役の役者さんは2時間サスペンスとかでよくみる人で、不幸顔というか、とにかく役があっていました。当時は怖いなと思っていましたが、今見てみると、話がそれほどまとまっていないし、葬儀屋が死体の死因を述べたり、不自然なところも多いし、柴咲コウの演技もちょっとなあと思うところもあります。粗のある作品ではありますが、まあ怖いし、現代的なホラーということで、普通評価にしました。