漫才ギャング

漫才ギャングのレビュー・評価・感想

漫才ギャング
5

芸人がいっぱい

芸人さんがいっぱい出ていておもしろかったです。宮川大輔さんの借金取りとかすごく似合ってました。でも、火花は漫才師の片方のほうを芸人とか元芸人にしていたけど、今回はそうしてないので、漫才のところはちょっとだったかなって感じです。佐藤隆太さんも上地雄輔さんもどちらも個性的だし、かっこいいし、いいのはいいのですが、やっぱり間とかはなあと思います。
あと、気になったのは飛夫と恋人のイチャイチャが多かったことです。そのあと、なんかけんかするとか売れないやつなんてって振られるとか険悪にあるなら意味あると思うのですが、ただいい人でずっと飛夫のことを応援しているので意味のないイチャイチャでした。いや、人のラブラブなのは、見なくていいとちょっとイライラでした。
芸人の世界のことは知りませんが、今まで売れてなかったのに急に売れてきた人とかいるし、飛夫のように夢を持つ人は多いのかもしれません。もう少し、漫才の試行錯誤とかしている描写があったらよかったかなとも思いますが、まさにネタ作りのところだし、芸人でもある品川さんはそこをくわしく書く気にはならなかったのかもなと感じました。サクセスストーリーでできすぎ感はありますが、おもしろかったです。

漫才ギャング
1

天才的なツッコミには見えない。

売れていない漫才師の飛夫が、天性のツッコミセンスのある不良と出会って漫才師を続ける話です。漫才をしている品川さんが監督をしているので、期待していたのですがあまり面白くありませんでした。まず、不良が全然ツッコミセンスがあるようには見えません。ただ、突っ込んでるだけという感じです。なんか、俳優が落語家さんとかお笑い芸人とかを演じた際、違和感を感じるものなのですが、そういうところを現役のお笑い芸人だからこそ、なんとか演出でどうにかするかなと思ったのに、残念です。品川さんが監督するのだから、主役を漫才師にしてしまったほうがまだマシだったかもしれません。あと、飛夫と彼女のイチャイチャシーンが多すぎます。あれは、必要あるのでしょうか。確かに石原さとみは可愛いのかもしれませんが、ただでさえ、可愛い彼女がいる人てそれだけで幸せじゃんと思って応援しにくいのに、彼女が売れないことに腹を立て悲しい結末を迎えるとか喧嘩とかもなく、なんのために出てきたキャラなのかわかりません。結局、飛夫たちが最初から最後までそんなに困難もなく、うまくいくという、面白みのない作品になっています。結局、品川さんがお笑い芸人ってかっこいいだろうって撮りたいシーンを撮っただけのような作品です。

漫才ギャング
9

面白いのに泣ける!

この映画は題名の通り漫才で生きていく芸人たちのストーリーである。主人公のトビオは借金だらけの相方と何十年もコンビを組んだが、解散を告げられ、街中の不良たちの喧嘩に巻き込まれる。つい殴ってしまったトビオは刑務所に入れられる。しかし、そこで同室になった人と運命の出会いとなる。ツッコミが鋭く漫才に向いてると思ったトビオは、コンビを組もうと言い出し、本当にコンビを組むことになるが、もともと不良だった新しい相方は、街を歩くたびに喧嘩をしかけられる。最初は気にしていなかったものの、新しい相方はだんだんトビオにまで被害が出ていることに気付き、コンビを解散しようとするが、2人の絆はそんなに浅いものではなかった。お互いに助け合い、手を出さないため不良たちにボコボコにされるが、少しずつ不良を漫才に引き寄せていく。最終的に誰と誰が新しいコンビになったのかは、確実に分からないが、それがまた面白い。主人公トビオの笑いのセンスにはいつ見ても笑わされるし、元相方や、新しい相方のトビオへの想いには本当に感動する。特に新しい相方は、元々は喧嘩ばかりで生きてきたのに、自分の体がボロボロになっても、トビオの芸人生活を守ろうとする姿勢には涙が出てきた。本当に面白いし、でも感動するし、どの年代が見ても最高に面白い映画!