漫才ギャング

morino333のレビュー・評価・感想

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漫才ギャング
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天才的なツッコミには見えない。

売れていない漫才師の飛夫が、天性のツッコミセンスのある不良と出会って漫才師を続ける話です。漫才をしている品川さんが監督をしているので、期待していたのですがあまり面白くありませんでした。まず、不良が全然ツッコミセンスがあるようには見えません。ただ、突っ込んでるだけという感じです。なんか、俳優が落語家さんとかお笑い芸人とかを演じた際、違和感を感じるものなのですが、そういうところを現役のお笑い芸人だからこそ、なんとか演出でどうにかするかなと思ったのに、残念です。品川さんが監督するのだから、主役を漫才師にしてしまったほうがまだマシだったかもしれません。あと、飛夫と彼女のイチャイチャシーンが多すぎます。あれは、必要あるのでしょうか。確かに石原さとみは可愛いのかもしれませんが、ただでさえ、可愛い彼女がいる人てそれだけで幸せじゃんと思って応援しにくいのに、彼女が売れないことに腹を立て悲しい結末を迎えるとか喧嘩とかもなく、なんのために出てきたキャラなのかわかりません。結局、飛夫たちが最初から最後までそんなに困難もなく、うまくいくという、面白みのない作品になっています。結局、品川さんがお笑い芸人ってかっこいいだろうって撮りたいシーンを撮っただけのような作品です。