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面白いのに泣ける!
この映画は題名の通り漫才で生きていく芸人たちのストーリーである。主人公のトビオは借金だらけの相方と何十年もコンビを組んだが、解散を告げられ、街中の不良たちの喧嘩に巻き込まれる。つい殴ってしまったトビオは刑務所に入れられる。しかし、そこで同室になった人と運命の出会いとなる。ツッコミが鋭く漫才に向いてると思ったトビオは、コンビを組もうと言い出し、本当にコンビを組むことになるが、もともと不良だった新しい相方は、街を歩くたびに喧嘩をしかけられる。最初は気にしていなかったものの、新しい相方はだんだんトビオにまで被害が出ていることに気付き、コンビを解散しようとするが、2人の絆はそんなに浅いものではなかった。お互いに助け合い、手を出さないため不良たちにボコボコにされるが、少しずつ不良を漫才に引き寄せていく。最終的に誰と誰が新しいコンビになったのかは、確実に分からないが、それがまた面白い。主人公トビオの笑いのセンスにはいつ見ても笑わされるし、元相方や、新しい相方のトビオへの想いには本当に感動する。特に新しい相方は、元々は喧嘩ばかりで生きてきたのに、自分の体がボロボロになっても、トビオの芸人生活を守ろうとする姿勢には涙が出てきた。本当に面白いし、でも感動するし、どの年代が見ても最高に面白い映画!