スチュアート・リトル / Stuart Little

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スチュアート・リトル / Stuart Littleのレビュー・評価・感想

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スチュアート・リトル / Stuart Little
7

ねずみって、ありえない。

養子を迎えようと考えていたリトル家が迎えた養子はねずみだったという話です。荒唐無稽でありえない話だなと思いました。リトル家にいる子どもが弟がねずみでがっかりという場面がありますが、あたりまえです。だいたい、何もかも大きすぎて、どうやって生活するねんやし、なんで、ねずみだけ人間と会話できるのか、意味がわかりません。まあ、そこらへんはファンタジーとして、つっこんだら負けなのでしょう。全然違うけど、僕らは家族だというのを表現していて、いい話でした。
中盤、偽のねずみ両親にスチュアートは連れていかれるのですが、そのねずみたちとうまくやろうと気を使うスチュアートはいいねずみだなと思ったし、偽だと分かった後、だからこんなに心が苦しかったんだ、僕の家族はリトル家だと納得するところがとてもよかったです。そうだよね、こころのどこかでわかってるよねと思いました。
スチュアートの声はマイケル・J・フォックスがしています。やっぱりいい声だし、ヒーローぽいなと思いました。日本語吹替版では藤原竜也さんが声をしていて、これもまたいいです。やっぱり舞台とかやっているから、声だけでも十分表現ができているなと思いました。吹替版だと、ホンジャマカの二人も声をあてていて、おもしろいです。

スチュアート・リトル / Stuart Little
7

とんでもない話だけどおもしろい。

ねずみを養子に迎えた家族の話です。
ねずみのスチュアートは聡明でいい子で、養子を探しにきたリトル夫婦の目に止まり、リトル家に迎え入れられるけど、リトル家の子どもジョージはねずみの弟なんて嫌という話です。
いや、そりゃあ、嫌でしょうと思いました。
猫は人間語話せなくて、ねずみは話せるってどんな、世界観なんだよって感じです。
スチュアートはすごくいい子で応援したくなる子です。
ヨットレースのところはとてもおもしろかったです。船のおもちゃとかを見ると、乗ってみたいなと子どもの頃、よく思っていました。
それを現実にできる弟がいるってのも楽しい家族かもしれません。
猫の策略で家族のもとを離れてしまったスチュアートですが、その後大冒険して、元に戻ってきます。
猫もひどいなって感じですが、まあ、たしかに自分はペットでねずみは家族じゃあ怒って当然かもと思いました。
とんでもない設定ですが、テンポ感もよく、なかなかおもしろい話でした。
血の繋がらなくても家族は家族ということを教えてくれるし、子どもにおすすめの映画です。
日本語吹替版だと、スチュアートの声を藤原竜也さん、猫の声をホンジャマカのお二人がしていて、すごくうまいです。
藤原さんはちょっとくどい演技なので、声だけで表現する声優向きだなと思いました。

スチュアート・リトル / Stuart Little
7

猫がペットでネズミが家族

ありえないお話が映画の題材ではあるのですが、動物好きにはたまらない映画だと思います。
動物に対する愛情もですが、本当の家族として一緒に過ごしていくことが大切ということを語ってくれてるような気がしました。
最近ではペットを玩具感覚やゲーム感覚で飼い始め、いらなくなったら捨ててしまうようなことが増えたりしているので、ペットとしてではなく、動物であっても同じ生きている仲間。家族として迎え入れるというこの想いが凄く好きです。
映画の中では動物が会話をしているのですが、違和感なく観られるというのがこの映画の凄いところだと思います。もう最初からそれが当たり前のような状態で始まるので、すんなりストーリーに入り込めました。
養子としてネズミのスチュアートが迎えられたのですが、弟ができると喜んでいた息子にとっては、弟がネズミだなんて恥ずかしくて人に言えない。そんな状態を、スチュアートがどんなに悲しい目にあっても辛い目にあっても、養子として迎えてくれたご両親の愛を受けて家族の難を乗り越え、息子もやっとでスチュアートを受け入れてくれるという、素敵な物語です。ペットとして飼われている猫とも、猫がペットでネズミが家族ということが許せない。と、スチュアートに意地悪するのですが、結局は仲良し。
家族愛を感じられてほっこりしてしまいました。