7
猫がペットでネズミが家族
ありえないお話が映画の題材ではあるのですが、動物好きにはたまらない映画だと思います。
動物に対する愛情もですが、本当の家族として一緒に過ごしていくことが大切ということを語ってくれてるような気がしました。
最近ではペットを玩具感覚やゲーム感覚で飼い始め、いらなくなったら捨ててしまうようなことが増えたりしているので、ペットとしてではなく、動物であっても同じ生きている仲間。家族として迎え入れるというこの想いが凄く好きです。
映画の中では動物が会話をしているのですが、違和感なく観られるというのがこの映画の凄いところだと思います。もう最初からそれが当たり前のような状態で始まるので、すんなりストーリーに入り込めました。
養子としてネズミのスチュアートが迎えられたのですが、弟ができると喜んでいた息子にとっては、弟がネズミだなんて恥ずかしくて人に言えない。そんな状態を、スチュアートがどんなに悲しい目にあっても辛い目にあっても、養子として迎えてくれたご両親の愛を受けて家族の難を乗り越え、息子もやっとでスチュアートを受け入れてくれるという、素敵な物語です。ペットとして飼われている猫とも、猫がペットでネズミが家族ということが許せない。と、スチュアートに意地悪するのですが、結局は仲良し。
家族愛を感じられてほっこりしてしまいました。